橋本龍太郎の発言 (予算委員会)

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○橋本内閣総理大臣 この数日間の株式相場、これは、委員も御指摘になりましたように、香港市場の大幅な下落に端を発しまして、これが日本や欧米諸国にも波及をいたしており、我が国におきましても、一昨日は大幅な下落を見たところでありますが、昨日はまた逆に大幅に値を戻している。非常に動きの激しい展開をいたしております。
 株価というものがさまざまな要因を背景に決まるものであることは申すまでもありませんけれども、我が国の経済状況等のファンダメンタルズは、言えば、決して悪いという状況ではないと私は思っております。
 同時に、アジアの各国の通貨に一部不安定な動きがございました。その中で、タイの問題につきましては、IMFを中心といたします国際関係機関また各国が連帯をして、迅速に対応することができたと考えております。
 次に問題になりますのはルピアでありますけれども、昨日、私は、スハルト大統領と電話で会談をさせていただきながら、インドネシア経済におきましてもマクロのファンダメンタルズは比較的良好でありますし、むしろ、投資家の信頼を回復していく上で金融セクターの強化を初めとした構造的な問題にどう取り組んでいただけるかが非常に重要であり、そのためにも、インドネシア政府が現在IMFなどとの間で進めておられる経済調整プログラムの協議、これをなるべく早く合意してほしい、そして実施に移されることを願っているということ、そして同時に、それを前提に、言いかえればそのIMFの調整プログラムの実施というものを前提に、日本としても、市場の信認を回復し緊急事態に備えるという観点から支援を行う用意がある、そうしたことも検討しているということを申し上げたところでございます。
 これから先も、株式市場及びアジア各国の通貨について、その動向を十分注視していきたい、現在そのように考えております。

発言情報

speech_id: 114105261X00419971030_003

発言者: 橋本龍太郎

speaker_id: 24487

日付: 1997-10-30

院: 衆議院

会議名: 予算委員会