堀内光雄の発言 (商工委員会)
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○国務大臣(堀内光雄君) ただいま沓掛先生の御質問にございましたように、十月の十八日、十九日にマレーシアのクアラルンプールで開催をされましたASEAN通商産業大臣会議に出席をいたしてまいりました。
この会議におきましては、最近の通貨変動に伴うところのASEAN諸国の経済状況を踏まえて、今後の政策対応のあり方について十分な議論を行ってまいりました。短期的な面で眺めてみますと経済的に大変困難な状態にもかかわらず、中長期的にはASEANの経済力の発展の潜在力というものは非常に高いということを改めて確認をし合いながら、私の方からはこういう潜在力を最大限に発揮させるための提案をいたしてまいりました。
一つは、人材の育成を通じた産業の競争力の強化であります。すそ野産業だとか中小企業の人材の育成を通じたASEAN産業の競争力というものをもっと高めてまいりたいということが一つであります。
もう一つは、民間資金を活用したインフラの整備であります。今までの公的な資金のみならず、今度は民間資金をASEAN諸国のインフラの整備に活用をしよう、それに対して貿易保険を適用して日本からのあるいは現地に対しての投資を促進させるようにしようということであります。
また三番目には、規模の経済性を発揮させるための域内経済的なリンケージの強化。競争力を持たせたり市場としてあるいは生産拠点としての魅力のあるASEAN各国を相互にリンケージさせながら、さらに競争力あるいは成長を高めていけるような対策をとっていこうということであります。
また四番目としては、投資環境の整備ということを行いまして、この四つの柱を中心とする政策について提案をいたしました。各国の支持を得たところでございます。
今回の会合の結果を踏まえまして、今後とも日本とASEANの経済関係というものをさらに強化させてまいりまして、積極的に取り組んでまいりたいと考えている次第でございます。