本間忠世の発言 (大蔵委員会)

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○参考人(本間忠世君) 私どもといたしましても、先生御指摘のとおり、現下の金融システムの状況は内外ともに極めて厳しい状況にあるというふうに認識をいたしておりまして、仮にも金融システム全体の安定が損なわれるようなことがありませんように中央銀行の立場から最大限の努力を傾けていくということが現在極めて重要な状況にそういう意味でもなってきているというふうに思っております。
 市場におきます流動性、資金全体の量でございますが、これが一時的にせよ不測の事態で低下をするとか、そういうふうなおそれがありますような場合には、市場に対しまして私どもとしまして潤沢に資金を供給するという考え方で必要な措置をちゅうちょなく行っていく、対応していくという考え方を基本にいたしまして、現に市場で資金を潤沢にちゅうちょなく供給をしているところでございます。当然でございますが、そういう運営をさらに続けていくという考え方でございます。
 現実に、十一月の下旬にいろいろな破綻が相次ぎましたことが影響いたしまして、インターバンクの金融機関同士の資金のやりとりでございます金融のマーケット、インターバンク市場におきます市場の国会いがつきにくくなり、ある種の緊張感が市場に出るということがございました。これにつれまして、金利でございますが、翌日の決済を当てにいたしますオーバーナイト金利、これを私どもの金融調節の誘導目標にしておりますが、平均的に公定歩合水準をやや下回って推移するというこの誘導の目標を大幅に上回る水準に一時なりました。
 こうした事態に対しまして、私ども日本銀行は連日通常のときを大幅に上回ります資金の供給をいたしております。さらに、必要に応じましてこの適格担保を差し入れる形での二十条の貸し出し、これも実行をいたしますなど、中央銀行としましての機能を最大限に発揮することによりましてインターバンク取引の安定を図るということで努力を尽くしているところでございます。
 こうした実際のオペレーションの効果もございまして、短期の金融市場全体の動きはこのところ次第に効果が浸透してきていると思っておりまして、オーバーナイト金利を初めといたします市場の金利は徐々に落ちつきを取り戻してきております。
 日本銀行としましては、今後とも金融市場に対しまして十分潤沢な資金の供給を続けまして円滑な取引等安定的な金利形成を図っていくということに全力を傾けていきたいというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 本間忠世

speaker_id: 4040

日付: 1997-12-11

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会