大蔵委員会
⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。
会
会議録情報#0
平成九年十二月十一日(木曜日)
午前九時八分開会
―――――――――――――
委員の異動
十二月十日
辞任 補欠選任
清水 達雄君 長尾 立子君
十二月十一日
辞任 補欠選任
長尾 立子君 清水 達雄君
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 石川 弘君
理 事
河本 英典君
楢崎 泰昌君
上山 和人君
委 員
大河原太一郎君
金田 勝年君
清水 達雄君
谷川 秀善君
長尾 立子君
野村 五男君
保坂 三蔵君
松浦 孝治君
志苫 裕君
笠井 亮君
国務大臣
大 蔵 大 臣 三塚 博君
政府委員
大蔵政務次官 塩崎 恭久君
大蔵大臣官房総
務審議官 溝口善兵衛君
大蔵省主計局次
長 細川 興一君
大蔵省証券局長 長野 厖士君
大蔵省銀行局長 山口 公生君
大蔵省銀行局保
険部長 福田 誠君
大蔵省国際金融
局長 黒田 東彦君
証券取引等監視
委員会事務局長 堀田 隆夫君
事務局側
常任委員会専門
員 小林 正二君
参考人
株式会社共同通
信社国際金融情
報本部顧問 西崎 哲郎君
財団法人日本証
券経済研究所主
任研究員 紺谷 典子君
日本銀行理事 本間 忠世君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○預金保険法の一部を改正する法律案(内閣提出
、衆議院送付)
―――――――――――――
この発言だけを見る →午前九時八分開会
―――――――――――――
委員の異動
十二月十日
辞任 補欠選任
清水 達雄君 長尾 立子君
十二月十一日
辞任 補欠選任
長尾 立子君 清水 達雄君
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 石川 弘君
理 事
河本 英典君
楢崎 泰昌君
上山 和人君
委 員
大河原太一郎君
金田 勝年君
清水 達雄君
谷川 秀善君
長尾 立子君
野村 五男君
保坂 三蔵君
松浦 孝治君
志苫 裕君
笠井 亮君
国務大臣
大 蔵 大 臣 三塚 博君
政府委員
大蔵政務次官 塩崎 恭久君
大蔵大臣官房総
務審議官 溝口善兵衛君
大蔵省主計局次
長 細川 興一君
大蔵省証券局長 長野 厖士君
大蔵省銀行局長 山口 公生君
大蔵省銀行局保
険部長 福田 誠君
大蔵省国際金融
局長 黒田 東彦君
証券取引等監視
委員会事務局長 堀田 隆夫君
事務局側
常任委員会専門
員 小林 正二君
参考人
株式会社共同通
信社国際金融情
報本部顧問 西崎 哲郎君
財団法人日本証
券経済研究所主
任研究員 紺谷 典子君
日本銀行理事 本間 忠世君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○預金保険法の一部を改正する法律案(内閣提出
、衆議院送付)
―――――――――――――
石
石川弘#1
○委員長(石川弘君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。
委員長から申し上げます。
現在、平成会、民主党・新緑風会及び新社会党・平和連合の委員の出席を求めておりますが、いまだ出席が得られません。
そのまましばらくお待ちを願います。
速記をとめてください。
〔速記中止〕
この発言だけを見る →委員長から申し上げます。
現在、平成会、民主党・新緑風会及び新社会党・平和連合の委員の出席を求めておりますが、いまだ出席が得られません。
そのまましばらくお待ちを願います。
速記をとめてください。
〔速記中止〕
石
石川弘#2
○委員長(石川弘君) 速記を起こしてください。
委員長から申し上げます。
平成会、民主党・新緑風会及び新社会党・平和連合の委員の出席を求めましたが、出席を得ることができません。
やむを得ませんので、議事を進めます。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨日、清水達雄君が委員を辞任され、その補欠として長尾立子君が選任されました。
―――――――――――――
この発言だけを見る →委員長から申し上げます。
平成会、民主党・新緑風会及び新社会党・平和連合の委員の出席を求めましたが、出席を得ることができません。
やむを得ませんので、議事を進めます。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨日、清水達雄君が委員を辞任され、その補欠として長尾立子君が選任されました。
―――――――――――――
石
石川弘#3
○委員長(石川弘君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
預金保険法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に参考人として株式会社共同通信社国際金融情報本部顧問西崎哲郎君、財団法人日本証券経済研究所主任研究員紺谷典子君及び日本銀行理事本間忠世君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →預金保険法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に参考人として株式会社共同通信社国際金融情報本部顧問西崎哲郎君、財団法人日本証券経済研究所主任研究員紺谷典子君及び日本銀行理事本間忠世君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
石
石
石川弘#5
○委員長(石川弘君) 預金保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
河
河本英典#6
○河本英典君 自民党の河本英典でございます。
本臨時国会、残すところあと本日十一日、十二日と大変押し迫った中、この預金保険法の改正案が大変不正常な形で参議院へ送られてきました。大変お忙しい中、大蔵大臣初め大勢お集まりいただきまして、また共産党を除く野党の先生方は残念ながら来ていただけないわけでございますけれども、粛々と審議を進めていきたいというふうに思います。
全部そろわない形で、非常に不正常な形でこうして審議をせにゃいかぬということは、大蔵委員会を今まで正常な形で運営してきた中で、委員長の御心労大変心中苦しいものがございまして、その辺もよく御理解いただきたいなというように思うわけでございます。
しかし、この法案でございますけれども、今、金融機関の破綻が言われまして、金融システムに対する信頼が非常に薄れて、揺らいでおるということで、そういった意味でこの法案そのものの機能ということもございますけれども、この法案を何としてもこの会期中に成立させるということの意義の大きさというのは大変重要なものというふうに私は認識しておるわけでございます。
一連の金融機関の破綻ということで、北海道拓殖銀行という都市銀行がああいうことになりましたし、それから山一証券という四大証券の一つの証券会社が破綻ということで大変話題になっておるわけでございます。ほか、たくさんぽつぽつとそういったことが起こっておるわけでございます。
破綻と申しましても、倒産による会社更生法の申請とまた実は違うわけでございますけれども、その辺も言葉が、正式な定義で言いますと若干違うようでございますので、全部つぶれるような話になって、年末ということもございまして大変乱れておるような気がいたします。そこへ経済界といいますか一般は消費が伸びないことであるとか不況であるということで何となく暗いムードが漂っておるところでございますけれども、その中で政府も緊急経済対策ということでいろいろ考えていただいておるようでございます。
いずれにいたしましても、この金融機関の破綻の中で最大の関心事と申しますのは、この金融システムを取り巻くこういった一連の問題、一日も早い安定を国民は期待しているところであるというふうに思うわけでございます。
こんな中で、まずこの状況といいますか現状認識、大蔵大臣のお考えをまず聞かせていただくところから始めたいというふうに思うわけでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
この発言だけを見る →本臨時国会、残すところあと本日十一日、十二日と大変押し迫った中、この預金保険法の改正案が大変不正常な形で参議院へ送られてきました。大変お忙しい中、大蔵大臣初め大勢お集まりいただきまして、また共産党を除く野党の先生方は残念ながら来ていただけないわけでございますけれども、粛々と審議を進めていきたいというふうに思います。
全部そろわない形で、非常に不正常な形でこうして審議をせにゃいかぬということは、大蔵委員会を今まで正常な形で運営してきた中で、委員長の御心労大変心中苦しいものがございまして、その辺もよく御理解いただきたいなというように思うわけでございます。
しかし、この法案でございますけれども、今、金融機関の破綻が言われまして、金融システムに対する信頼が非常に薄れて、揺らいでおるということで、そういった意味でこの法案そのものの機能ということもございますけれども、この法案を何としてもこの会期中に成立させるということの意義の大きさというのは大変重要なものというふうに私は認識しておるわけでございます。
一連の金融機関の破綻ということで、北海道拓殖銀行という都市銀行がああいうことになりましたし、それから山一証券という四大証券の一つの証券会社が破綻ということで大変話題になっておるわけでございます。ほか、たくさんぽつぽつとそういったことが起こっておるわけでございます。
破綻と申しましても、倒産による会社更生法の申請とまた実は違うわけでございますけれども、その辺も言葉が、正式な定義で言いますと若干違うようでございますので、全部つぶれるような話になって、年末ということもございまして大変乱れておるような気がいたします。そこへ経済界といいますか一般は消費が伸びないことであるとか不況であるということで何となく暗いムードが漂っておるところでございますけれども、その中で政府も緊急経済対策ということでいろいろ考えていただいておるようでございます。
いずれにいたしましても、この金融機関の破綻の中で最大の関心事と申しますのは、この金融システムを取り巻くこういった一連の問題、一日も早い安定を国民は期待しているところであるというふうに思うわけでございます。
こんな中で、まずこの状況といいますか現状認識、大蔵大臣のお考えをまず聞かせていただくところから始めたいというふうに思うわけでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
三
三塚博#7
○国務大臣(三塚博君) 河本委員の全般の洞察と、そういう中における政府の取り組み方ということの御指摘であろうかと思います。
昨今の一連の倒産、破綻等の事態、特に日本を代表する二十のうちの一つの拓銀、地域金融に特化したとはいいながら、その持つ重みは大きいわけであります。また、四大証券の山一が自主廃業を決定したということの事態、いろいろな要素はあるとはいいますものの、経済国家日本、金融システムはしっかりと安定をしておる、円も安定をしておると、こういう諸状況の中の事件でありますだけに、万般に影響を与えておりますことに私はこの事態を深刻に受けとめて、毎日毎日世界のマーケットの動き、我が国のマーケットの動きを分析しながら、事務方にも督励を申し上げ、対応に万全を期するようにということで来ておるところであります。
巷間さまざま内外から言われておりますが、大蔵大臣として、また政府として心がけねばなりませんことは、日本発パニックを断じて出さないという決心と決意と万全の対策でなければなりません。よって、事態が発生をいたしましたとき、日銀との協調、分析ということの中で万全を期しまして、取りつけ騒ぎが起きないという状態、賢明な日本国民の理解度、またこれに対応する地域社会のサポートというものがしからしめておるものと存じます。今後とも、この万全を期してまいります。
今回の法律も、新しい手法を加えることによりましてシステムの安定の一助になりますし、同時に地域経済社会に対する安心、年末年始を迎えてこれを乗り越えるためにはこの手法を取り入れさせていただきますことが極めて大事と、こう思って御願いを申し上げ、御審議を賜っておるところであります。
何とぞ、万般の御賢察の中で、会期内成立に対し御願いを申し上げ、冒頭の答弁にかえます。
この発言だけを見る →昨今の一連の倒産、破綻等の事態、特に日本を代表する二十のうちの一つの拓銀、地域金融に特化したとはいいながら、その持つ重みは大きいわけであります。また、四大証券の山一が自主廃業を決定したということの事態、いろいろな要素はあるとはいいますものの、経済国家日本、金融システムはしっかりと安定をしておる、円も安定をしておると、こういう諸状況の中の事件でありますだけに、万般に影響を与えておりますことに私はこの事態を深刻に受けとめて、毎日毎日世界のマーケットの動き、我が国のマーケットの動きを分析しながら、事務方にも督励を申し上げ、対応に万全を期するようにということで来ておるところであります。
巷間さまざま内外から言われておりますが、大蔵大臣として、また政府として心がけねばなりませんことは、日本発パニックを断じて出さないという決心と決意と万全の対策でなければなりません。よって、事態が発生をいたしましたとき、日銀との協調、分析ということの中で万全を期しまして、取りつけ騒ぎが起きないという状態、賢明な日本国民の理解度、またこれに対応する地域社会のサポートというものがしからしめておるものと存じます。今後とも、この万全を期してまいります。
今回の法律も、新しい手法を加えることによりましてシステムの安定の一助になりますし、同時に地域経済社会に対する安心、年末年始を迎えてこれを乗り越えるためにはこの手法を取り入れさせていただきますことが極めて大事と、こう思って御願いを申し上げ、御審議を賜っておるところであります。
何とぞ、万般の御賢察の中で、会期内成立に対し御願いを申し上げ、冒頭の答弁にかえます。
河
河本英典#8
○河本英典君 そういったことを起こさないようにということのお話でございますけれども、システムとして起こさないようにということはいろいろ技術的にできるわけでございます。
一番大切なことは、先ほども申したわけでございますけれども、心理的な面でございまして、極端に言いますれば私どもはちょっと知らない歴史の中の話でございますけれども、取りつけ騒ぎという言葉がございます。そういったことも現代の情報化社会の中で起こりにくいんだという話はあったわけですけれども、逆に国内のこの今の状況でありますので、新聞とかテレビを毎日見ておりますと、何かそんな気にさえなりかねない状況であるということでございますので、その辺はしっかり政府発信のコメントといいますか、いろんな発言はきっちり慎重にやっていただきたいなというふうに思うわけでございます。そうしたアナウンスメント効果といいますか、非常に大事な局面じゃないかなというふうに思っておるわけでございます。
そうしたことで、何度もこの委員会、同じような話になるかもしれませんけれども、このような状況に立ち至った要因についてはどのように考えておられるのかを次にお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
この発言だけを見る →一番大切なことは、先ほども申したわけでございますけれども、心理的な面でございまして、極端に言いますれば私どもはちょっと知らない歴史の中の話でございますけれども、取りつけ騒ぎという言葉がございます。そういったことも現代の情報化社会の中で起こりにくいんだという話はあったわけですけれども、逆に国内のこの今の状況でありますので、新聞とかテレビを毎日見ておりますと、何かそんな気にさえなりかねない状況であるということでございますので、その辺はしっかり政府発信のコメントといいますか、いろんな発言はきっちり慎重にやっていただきたいなというふうに思うわけでございます。そうしたアナウンスメント効果といいますか、非常に大事な局面じゃないかなというふうに思っておるわけでございます。
そうしたことで、何度もこの委員会、同じような話になるかもしれませんけれども、このような状況に立ち至った要因についてはどのように考えておられるのかを次にお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
三
三塚博#9
○国務大臣(三塚博君) 高度経済成長時代から第一次、第二次オイルショック危機、大国になるに従いましてG7構成国ということで世界経済の運営に、また通貨安定のために責任を負う国になりました。
バブル崩壊後の事態、これの対処のために種々の政策が行われてきたところでございますが、今日の事態はその正常に向けてのスタートに当たり総決算をし、あしきは取り除き、そして安定成長に向けての改革は思い切って断行をしていかなければならない、こういうところに来ておると思っております。新しい金融制度を目指す、いわゆるニューヨーク、ロンドン並みの国際的基準に合った東京市場の構築が使命であろう、こういうことで諸改革が断行されておりますことも直接間接に影響を及ぼしておるところかなと思います。
体質の改善、そして情報開示と責任、こういうことを基本として市場がグローバルスタンダードに立ちますよう、立ちつつあるわけでございますが、そのことを乗り越えていかなければなりません。そういう意味で、政府も先月の十八日、総合経済対策を打ち出し、ここにまた国会終了後には思い切った対策も企画・立案をされておるところでございます。
大きな時代の流れの中の節目節目の出来事は我が国だけではなく世界の各国に大きな波を打ち返しておるわけでございますので、我が国の国力、国富というものの厚さ、これをベースにこの波を乗り越えていくことは決して難しいことではないと。努力と頑張りと、それから国民的な意思がその方向で一つになってまいりますならば立派な体制が仕上がっていくであろう、こんなふうに思っております。
この発言だけを見る →バブル崩壊後の事態、これの対処のために種々の政策が行われてきたところでございますが、今日の事態はその正常に向けてのスタートに当たり総決算をし、あしきは取り除き、そして安定成長に向けての改革は思い切って断行をしていかなければならない、こういうところに来ておると思っております。新しい金融制度を目指す、いわゆるニューヨーク、ロンドン並みの国際的基準に合った東京市場の構築が使命であろう、こういうことで諸改革が断行されておりますことも直接間接に影響を及ぼしておるところかなと思います。
体質の改善、そして情報開示と責任、こういうことを基本として市場がグローバルスタンダードに立ちますよう、立ちつつあるわけでございますが、そのことを乗り越えていかなければなりません。そういう意味で、政府も先月の十八日、総合経済対策を打ち出し、ここにまた国会終了後には思い切った対策も企画・立案をされておるところでございます。
大きな時代の流れの中の節目節目の出来事は我が国だけではなく世界の各国に大きな波を打ち返しておるわけでございますので、我が国の国力、国富というものの厚さ、これをベースにこの波を乗り越えていくことは決して難しいことではないと。努力と頑張りと、それから国民的な意思がその方向で一つになってまいりますならば立派な体制が仕上がっていくであろう、こんなふうに思っております。
河
河本英典#10
○河本英典君 日本版ビッグバンということが言われて久しいわけでございます。いろいろな制度改革の中でグローバルスタンダードという言葉がよく言われますけれども、国際標準の制度であり、具体的に言いますと国際標準の経営ということがこれから一番求められるわけでございます。特に、この金融機関の破綻といいますのは、総会屋云々で見られますように、日本的経営のままこのビッグバンの中に突っ込んでいくという状況の一つの衝撃があったのかなというような気がいたします。ビッグバンというのは頭ではわかっていながら、進んでいく中で思っていたより強烈なものなんだなというようなことの結果じゃなかろうかというような気がいたします。
そうしたことで、逆に金融機関はかなりこのごろ緊張してこのビッグバンに取り組んでおられる形になるんじゃないかと大いに期待したいわけでございます。これは金融だけの話でございますけれども、経済、経営一般の中でのグローバルスタンダードというものはますます追求されるんじゃないかというふうに思っておるわけでございます。
それでは次に移らせていただきますけれども、金融システムに対する信頼が薄らいでいるということの一つのあらわれといたしましてジャパン・プレミアムの問題が指摘されております。ジャパン・プレミアムの現状、最近に至るまでの動向についてどのように把握されているのか、お伺いしたいと思うわけでございます。どうぞお願いいたします。
この発言だけを見る →そうしたことで、逆に金融機関はかなりこのごろ緊張してこのビッグバンに取り組んでおられる形になるんじゃないかと大いに期待したいわけでございます。これは金融だけの話でございますけれども、経済、経営一般の中でのグローバルスタンダードというものはますます追求されるんじゃないかというふうに思っておるわけでございます。
それでは次に移らせていただきますけれども、金融システムに対する信頼が薄らいでいるということの一つのあらわれといたしましてジャパン・プレミアムの問題が指摘されております。ジャパン・プレミアムの現状、最近に至るまでの動向についてどのように把握されているのか、お伺いしたいと思うわけでございます。どうぞお願いいたします。
黒
黒田東彦#11
○政府委員(黒田東彦君) 御指摘のいわゆるジャパン・プレミアムでございますが、九五年の十月にピークを迎えてドルの三カ月物で〇・五%に達していたわけですけれども、その後急速に縮小いたしましてほとんどなくなっていたものが残念ながら先月の中旬からまた急速に拡大をいたしまして、十二月三日には一%という異常とも言える水準になったわけでございます。その後若干縮小いたしまして、直近の昨日の段階では〇・五%まで縮小してきております。
今回のこういったジャパン・プレミアムの拡大の要因が何だったのかということは、必ずしも客観的に明らかなわけではございませんが、恐らく二つほど理由を挙げられると思います。
一つは、年末にかけて資金の出し手の外銀側のドルの供給がやや品薄になってきたところへもってきて邦銀側がドルの手当てを急ぐということで取り急いだといった需給要因からプレミアムが拡大したというのが一つございます。
それからもう一つ、委員御指摘の日本の金融機関に対する何とない不安と申しますか、不信といいますか、そういったものがマーケットでいろいろ言われまして、そうしたことからまたさらにプレミアムが拡大するといったことがあったと思います。
その後、先ほど申し上げたように、縮小しました一番大きな理由は恐らく需給要因であろうかと思います。すなわち、邦銀は既に当面の外貨資金の手当てを十分に行っておりまして、慌てて取り急ぐ必要がなくなってきたということがあろうと思います。
ただ、残念ながら日本の金融システムについての何とない不安というのはまだ残っておりまして、そこからジャパン・プレミアムというのがまだ存在しておるのではないかと思います。
ただ、御案内のとおり、そもそも我が国は外貨準備も十分ありますほか、アジア諸国でいろいろ通貨不安が発生しております国というのは実は対外債務国ですが、我が国は世界最大の対外債権国であるということでこういう外貨の取り入れについてのプレミアムというのは本当はやや異例というか異常な面があるわけでございまして、国内の金融システム安定に向けての先ほど大臣がお答えいたしましたような断固たる対応をとっていきますれば必ずやこういった不安感みたいなものが解消し、ジャパン・プレミアムも急速に解消していくことが期待されるところでございます。
この発言だけを見る →今回のこういったジャパン・プレミアムの拡大の要因が何だったのかということは、必ずしも客観的に明らかなわけではございませんが、恐らく二つほど理由を挙げられると思います。
一つは、年末にかけて資金の出し手の外銀側のドルの供給がやや品薄になってきたところへもってきて邦銀側がドルの手当てを急ぐということで取り急いだといった需給要因からプレミアムが拡大したというのが一つございます。
それからもう一つ、委員御指摘の日本の金融機関に対する何とない不安と申しますか、不信といいますか、そういったものがマーケットでいろいろ言われまして、そうしたことからまたさらにプレミアムが拡大するといったことがあったと思います。
その後、先ほど申し上げたように、縮小しました一番大きな理由は恐らく需給要因であろうかと思います。すなわち、邦銀は既に当面の外貨資金の手当てを十分に行っておりまして、慌てて取り急ぐ必要がなくなってきたということがあろうと思います。
ただ、残念ながら日本の金融システムについての何とない不安というのはまだ残っておりまして、そこからジャパン・プレミアムというのがまだ存在しておるのではないかと思います。
ただ、御案内のとおり、そもそも我が国は外貨準備も十分ありますほか、アジア諸国でいろいろ通貨不安が発生しております国というのは実は対外債務国ですが、我が国は世界最大の対外債権国であるということでこういう外貨の取り入れについてのプレミアムというのは本当はやや異例というか異常な面があるわけでございまして、国内の金融システム安定に向けての先ほど大臣がお答えいたしましたような断固たる対応をとっていきますれば必ずやこういった不安感みたいなものが解消し、ジャパン・プレミアムも急速に解消していくことが期待されるところでございます。
河
河本英典#12
○河本英典君 そうしたものが存在して、ふえてまた減ってきたというお話でございます。
こうした傾向を解消していくためにどういった対策というのを考えておられるのかということを次にお聞きしたいのでございます。
この発言だけを見る →こうした傾向を解消していくためにどういった対策というのを考えておられるのかということを次にお聞きしたいのでございます。
黒
黒田東彦#13
○政府委員(黒田東彦君) 先ほど申し上げたような基本的な要因がございますので、そういった基本的な要因が解消すれば恐らくジャパン・プレミアムも縮小していくものど思われますが、他方で、こういう短期的な資金の取引ということでございますので、万全の備えをしておくということがどうしても必要でございます。
したがいまして、前から申し上げていますとおり、必要な場合には海外当局との協力、あるいは我が国の保有する外貨の活用なども含めまして万全の備えをとってまいりたいと考えておりまして、そういうこともこういったジャパン・プレミアムといった現象が起こる問題に対する一つの対応ではないかというふうに考えております。
この発言だけを見る →したがいまして、前から申し上げていますとおり、必要な場合には海外当局との協力、あるいは我が国の保有する外貨の活用なども含めまして万全の備えをとってまいりたいと考えておりまして、そういうこともこういったジャパン・プレミアムといった現象が起こる問題に対する一つの対応ではないかというふうに考えております。
河
黒
黒田東彦#15
○政府委員(黒田東彦君) 先ほど申し上げたとおり、需給の要因というものもございます。その他いろいろな要因があろうかと思いますが、まさに委員御指摘のとおり、そういった金融システムに対するマーケットの見方の一つのバロメーターであることは確かでございます。
この発言だけを見る →河
河本英典#16
○河本英典君 そうすると、悪いときから比べれば少し落ちついてきたという印象でございますね。
金融システムの安定化のためには短期金融市場が円滑に機能するということが不可欠であると考えますけれども、こうした観点から日銀、大蔵省としてどのように対応していかれるかということをお聞きしたいと思います。
この発言だけを見る →金融システムの安定化のためには短期金融市場が円滑に機能するということが不可欠であると考えますけれども、こうした観点から日銀、大蔵省としてどのように対応していかれるかということをお聞きしたいと思います。
山
山口公生#17
○政府委員(山口公生君) また日銀の方からも御答弁を申し上げたいと思いますが、短期金融市場は金融機関等が相互に短期の資金の取り入れ、取引を行っているわけでございます。
先ほどのジャパン・プレミアムは外貨での問題でございますが、円貨におきましても、先生の御指摘のとおり、大変重要な点でございます。短期の金融市場がうまく機能する、円滑に機能するということが大変重要でございます。金融機関は、幾ら健全であっても、短期の金融市場が機能しなくなりますと大変経営が難しくなるわけでございます。
したがいまして、十一月二十四日に大臣の談話の中でインターバンク取引等の安全を確保するということについても談話を出していただきました。また、二十六日にも大臣と日銀総裁とともに改めて決意を表明していただいたところでございます。
いずれにしましても、大蔵省としては、内外の金融市場のあらゆる事態に対処し得るように、日本銀行とともに市場への流動性供給に万全を期して金融システムの安定に万全を期していきたいというふうに心得ておるわけでございます。
この発言だけを見る →先ほどのジャパン・プレミアムは外貨での問題でございますが、円貨におきましても、先生の御指摘のとおり、大変重要な点でございます。短期の金融市場がうまく機能する、円滑に機能するということが大変重要でございます。金融機関は、幾ら健全であっても、短期の金融市場が機能しなくなりますと大変経営が難しくなるわけでございます。
したがいまして、十一月二十四日に大臣の談話の中でインターバンク取引等の安全を確保するということについても談話を出していただきました。また、二十六日にも大臣と日銀総裁とともに改めて決意を表明していただいたところでございます。
いずれにしましても、大蔵省としては、内外の金融市場のあらゆる事態に対処し得るように、日本銀行とともに市場への流動性供給に万全を期して金融システムの安定に万全を期していきたいというふうに心得ておるわけでございます。
本
本間忠世#18
○参考人(本間忠世君) 私どもといたしましても、先生御指摘のとおり、現下の金融システムの状況は内外ともに極めて厳しい状況にあるというふうに認識をいたしておりまして、仮にも金融システム全体の安定が損なわれるようなことがありませんように中央銀行の立場から最大限の努力を傾けていくということが現在極めて重要な状況にそういう意味でもなってきているというふうに思っております。
市場におきます流動性、資金全体の量でございますが、これが一時的にせよ不測の事態で低下をするとか、そういうふうなおそれがありますような場合には、市場に対しまして私どもとしまして潤沢に資金を供給するという考え方で必要な措置をちゅうちょなく行っていく、対応していくという考え方を基本にいたしまして、現に市場で資金を潤沢にちゅうちょなく供給をしているところでございます。当然でございますが、そういう運営をさらに続けていくという考え方でございます。
現実に、十一月の下旬にいろいろな破綻が相次ぎましたことが影響いたしまして、インターバンクの金融機関同士の資金のやりとりでございます金融のマーケット、インターバンク市場におきます市場の国会いがつきにくくなり、ある種の緊張感が市場に出るということがございました。これにつれまして、金利でございますが、翌日の決済を当てにいたしますオーバーナイト金利、これを私どもの金融調節の誘導目標にしておりますが、平均的に公定歩合水準をやや下回って推移するというこの誘導の目標を大幅に上回る水準に一時なりました。
こうした事態に対しまして、私ども日本銀行は連日通常のときを大幅に上回ります資金の供給をいたしております。さらに、必要に応じましてこの適格担保を差し入れる形での二十条の貸し出し、これも実行をいたしますなど、中央銀行としましての機能を最大限に発揮することによりましてインターバンク取引の安定を図るということで努力を尽くしているところでございます。
こうした実際のオペレーションの効果もございまして、短期の金融市場全体の動きはこのところ次第に効果が浸透してきていると思っておりまして、オーバーナイト金利を初めといたします市場の金利は徐々に落ちつきを取り戻してきております。
日本銀行としましては、今後とも金融市場に対しまして十分潤沢な資金の供給を続けまして円滑な取引等安定的な金利形成を図っていくということに全力を傾けていきたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →市場におきます流動性、資金全体の量でございますが、これが一時的にせよ不測の事態で低下をするとか、そういうふうなおそれがありますような場合には、市場に対しまして私どもとしまして潤沢に資金を供給するという考え方で必要な措置をちゅうちょなく行っていく、対応していくという考え方を基本にいたしまして、現に市場で資金を潤沢にちゅうちょなく供給をしているところでございます。当然でございますが、そういう運営をさらに続けていくという考え方でございます。
現実に、十一月の下旬にいろいろな破綻が相次ぎましたことが影響いたしまして、インターバンクの金融機関同士の資金のやりとりでございます金融のマーケット、インターバンク市場におきます市場の国会いがつきにくくなり、ある種の緊張感が市場に出るということがございました。これにつれまして、金利でございますが、翌日の決済を当てにいたしますオーバーナイト金利、これを私どもの金融調節の誘導目標にしておりますが、平均的に公定歩合水準をやや下回って推移するというこの誘導の目標を大幅に上回る水準に一時なりました。
こうした事態に対しまして、私ども日本銀行は連日通常のときを大幅に上回ります資金の供給をいたしております。さらに、必要に応じましてこの適格担保を差し入れる形での二十条の貸し出し、これも実行をいたしますなど、中央銀行としましての機能を最大限に発揮することによりましてインターバンク取引の安定を図るということで努力を尽くしているところでございます。
こうした実際のオペレーションの効果もございまして、短期の金融市場全体の動きはこのところ次第に効果が浸透してきていると思っておりまして、オーバーナイト金利を初めといたします市場の金利は徐々に落ちつきを取り戻してきております。
日本銀行としましては、今後とも金融市場に対しまして十分潤沢な資金の供給を続けまして円滑な取引等安定的な金利形成を図っていくということに全力を傾けていきたいというふうに考えております。
河
河本英典#19
○河本英典君 ちょっと申しわけないんですけれども、きょうは変則的な運営をしますので一たんここで切って、一巡してから次にまた続けてやりますので、よろしくお願いいたします。
この発言だけを見る →志
志苫裕#20
○志苫裕君 早速法案に関し順次お伺いします。
この法案が成立しますと地銀など地域の金融機関の再編・合併が進みます。さきに成立した法案では、銀行持ち株会社に系列化される大手の金融機関、合併・再編される地域金融機関と、そして不良債権の処理も思うようにならない、淘汰されてしまう小さな金融機関、日本の金融機関はおよそこの三つの類型に整理されていくんでしょうか。
この機会に金融機関全体のあり方というか全体像を語ってくれますか。
この発言だけを見る →この法案が成立しますと地銀など地域の金融機関の再編・合併が進みます。さきに成立した法案では、銀行持ち株会社に系列化される大手の金融機関、合併・再編される地域金融機関と、そして不良債権の処理も思うようにならない、淘汰されてしまう小さな金融機関、日本の金融機関はおよそこの三つの類型に整理されていくんでしょうか。
この機会に金融機関全体のあり方というか全体像を語ってくれますか。
山
山口公生#21
○政府委員(山口公生君) 委員の御指摘は非常に中長期的な視点からの御賢察でございまして、私どもも長期的にはそういった形の分析なり見通しというものを持っていかざるを得ないと思っておりますけれども、現時点におきまして大きなマネーセンターバンクと言われるようなところはせんだって御審議賜りました持ち株会社、こういったいろいろな経営形態の多様化でもって国際的な競争裏に打ちかっていくということを進めていくのであろうというふうに思います。
その次の中小あるいは地域金融機関は、それぞれの特色を生かしながらお客様のニーズにきっちりこたえるということで対応していくわけでございますけれども、その中に不良債権の処理に追われ、大変自助努力をしつつも破綻あるいは破綻に近い状態に陥っているという銀行もあるわけでございます。そういったところは極力その努力をしていただくわけでございますけれども、そういった金融機関が不幸にして債務超過に陥る状況ではないにもかかわらず資金繰りが非常に苦しいというような状態ということがしばしば起きてくるわけでございます。そういったときに、その金融機関の単に処理だけをスムーズにやるというのみならず、地域における存在とその役割というものを考えたときに、今回の預金保険法の改正をお願いし、その機能を十分に維持していくということも可能にしていただくようにお願いしたいということでございます。
そうした目的を持った今回の法律でございまして、この法律自体が再編を進めるための法律ではございませんけれども、結果としてそういった金融機関の体質強化の問題にも結びつくという点の御指摘はそのとおりだというふうに思っております。
この発言だけを見る →その次の中小あるいは地域金融機関は、それぞれの特色を生かしながらお客様のニーズにきっちりこたえるということで対応していくわけでございますけれども、その中に不良債権の処理に追われ、大変自助努力をしつつも破綻あるいは破綻に近い状態に陥っているという銀行もあるわけでございます。そういったところは極力その努力をしていただくわけでございますけれども、そういった金融機関が不幸にして債務超過に陥る状況ではないにもかかわらず資金繰りが非常に苦しいというような状態ということがしばしば起きてくるわけでございます。そういったときに、その金融機関の単に処理だけをスムーズにやるというのみならず、地域における存在とその役割というものを考えたときに、今回の預金保険法の改正をお願いし、その機能を十分に維持していくということも可能にしていただくようにお願いしたいということでございます。
そうした目的を持った今回の法律でございまして、この法律自体が再編を進めるための法律ではございませんけれども、結果としてそういった金融機関の体質強化の問題にも結びつくという点の御指摘はそのとおりだというふうに思っております。
志
山
山口公生#23
○政府委員(山口公生君) 預金保険機構の財源の問題でございますが、金融三法で平成八年度から平成十二年度までの五年間は特別保険料まで徴収させていただく機能を与えていただきました。その財源見込みは二・七兆円でございました。今までに既に一・四兆円の金銭贈与を実行しております。したがって、計算上一・三兆円残っておるという計算でございますが、最近いろいろ大型な破綻ということも続いております。そういった処理もどれくらいの財源が必要かということはまだはっきりいたしませんけれども、そういうことを考えてみたときに、やはり一・三兆円というものを十分に活用しながらもいろいろ考えていく必要があるという状態だと思います。
そこで、現時点で幾つの金融機関がどういう規模で破綻をするかということはとても予測はできません。しかし、現在見込まれる預金保険機構の財源では対処が困難な状況が発生した場合には、遅くとも平成十年度末までにはその機構の業務や金融機関の財務の状況等を勘案して保険料負担のあり方について検討をするというふうに法律にも書いてありますので、それを検討する必要が出てくるだろうと思います。
また、セーフティーネットを完備し、預金者の保護に万全を期すためにいかなる事態が生じましても対応できるように、預金者の保護のために利用可能な資金を拡充していくということを今後検討していく必要があるのではないかと思っております。
それから、もう一つのお尋ねの不良債権の状況でございますが、これは私どもしばしば申し上げておりますが、全銀協の統一開示基準で、一つの基準でもって時系列的にずっと見ておりますと、その不良債権総額は減りつつあります。それから、債権償却特別勘定の要するに引き当て済みもふえております。
そういったことを考えますと全体としてはいい方向に向かっておりますが、この全体としていい方向に向かっているということと個別金融機関で苦しんでいるものがあるということとは別問題でございまして、したがいましてこういった破綻処理の問題というのが出てくるわけでございます。いいところはどんどん進んでいきますけれども、そうでないところも残念ながらあり得るということでございます。そういったことを考え合わせたときに、やはり不良債権問題というものが完全に終わったということは言えないという状況だと思うわけでございます。
この発言だけを見る →そこで、現時点で幾つの金融機関がどういう規模で破綻をするかということはとても予測はできません。しかし、現在見込まれる預金保険機構の財源では対処が困難な状況が発生した場合には、遅くとも平成十年度末までにはその機構の業務や金融機関の財務の状況等を勘案して保険料負担のあり方について検討をするというふうに法律にも書いてありますので、それを検討する必要が出てくるだろうと思います。
また、セーフティーネットを完備し、預金者の保護に万全を期すためにいかなる事態が生じましても対応できるように、預金者の保護のために利用可能な資金を拡充していくということを今後検討していく必要があるのではないかと思っております。
それから、もう一つのお尋ねの不良債権の状況でございますが、これは私どもしばしば申し上げておりますが、全銀協の統一開示基準で、一つの基準でもって時系列的にずっと見ておりますと、その不良債権総額は減りつつあります。それから、債権償却特別勘定の要するに引き当て済みもふえております。
そういったことを考えますと全体としてはいい方向に向かっておりますが、この全体としていい方向に向かっているということと個別金融機関で苦しんでいるものがあるということとは別問題でございまして、したがいましてこういった破綻処理の問題というのが出てくるわけでございます。いいところはどんどん進んでいきますけれども、そうでないところも残念ながらあり得るということでございます。そういったことを考え合わせたときに、やはり不良債権問題というものが完全に終わったということは言えないという状況だと思うわけでございます。
志
志苫裕#24
○志苫裕君 余りはっきりした数字は出なかったけれども、いずれにしてもこれで十分だという資金が機構にあるわけでもない、一方には巨大な不良債権がバブルのツケで未処理のまま残っておる、こういう状況で金融環境を改善して金融秩序を維持していくために差し当たりどの程度の資金があればいいと考えておるのか、大蔵省も金融部門の分離論などがあって腰が定まらぬというところで気の毒だけれども、この際資金の調達方法も含めて、これが最善だと思う構想を披瀝してもらえませんか。
この発言だけを見る →山
山口公生#25
○政府委員(山口公生君) 金融システムの不安というものが起きてはならない、あるいは仮に起きたとしても、これを直ちに解消するために何が必要かという議論が各方面でも行われております。そこには公的なかかわりということも含めて御議論をいただいておりまして、私どもも、あらゆる選択肢を点検し幅広く検討するようにという大臣からの御指示がありまして、今鋭意検討しているところでございます。この法案もそうしたものの中の重要な方策の一つだと思っておりますけれども、預金者保護あるいはシステムを守るために、やはり国民の皆様に安心していただける形をつくり上げていくという必要があろうと思います。
どの程度の資金が要るかということになりますと、それは今後の金融情勢いかんということにならざるを得ないのでございますけれども、ただ各金融機関とも不良債権を抱えながらもそれは自分の努力で解消すべく全力を挙げております。ただ、それですべてが解決し得るかという問題でございますので、私どもとしては早期是正措置等を通じてできるだけ金融機関の自助努力で解決してもらい、どうしてもそこで破綻というような事態になったときには国民の皆様に心配をおかけしないような万全の備えをしていくという方針でございます。
この発言だけを見る →どの程度の資金が要るかということになりますと、それは今後の金融情勢いかんということにならざるを得ないのでございますけれども、ただ各金融機関とも不良債権を抱えながらもそれは自分の努力で解消すべく全力を挙げております。ただ、それですべてが解決し得るかという問題でございますので、私どもとしては早期是正措置等を通じてできるだけ金融機関の自助努力で解決してもらい、どうしてもそこで破綻というような事態になったときには国民の皆様に心配をおかけしないような万全の備えをしていくという方針でございます。
志
志苫裕#26
○志苫裕君 局長、あらゆる選択肢を検討してやれるものは何でもやるという精神論ばかり言っても、今、現実の問題なんですから、どんなことをするんだろうと、国民はおれのところにはどんな影響が及んでくるだろうかということを検証しながら正確な判断をしていくわけですから、やれることは何でもやるとどこへ飛んで行くかわからぬようじや困る。
住専の不良債権処理の進捗状況はどうなっていますか。回収が進んで国庫に入れられるような状況ですか。
この発言だけを見る →住専の不良債権処理の進捗状況はどうなっていますか。回収が進んで国庫に入れられるような状況ですか。
山
山口公生#27
○政府委員(山口公生君) 住宅金融債権管理機構におきましては、預金保険機構と一体となりまして、強力かつ効率的な債権回収及び厳格な責任追及に取り組んでおります。平成八年七月の設立から平成九年九月末までの目標額五千八百九十八億円を上回る六千百八十六億円の債権を回収しております。
また、住専処理法の規定によりまして、住宅金融債権管理機構は旧住専から譲り受けた債権の回収等により利益が生じた場合にはその益金を預金保険機構を通じて国庫に納付することとなっておりまして、平成八年度においては約九億円を国庫に納付しているところでございます。
この発言だけを見る →また、住専処理法の規定によりまして、住宅金融債権管理機構は旧住専から譲り受けた債権の回収等により利益が生じた場合にはその益金を預金保険機構を通じて国庫に納付することとなっておりまして、平成八年度においては約九億円を国庫に納付しているところでございます。
志
志苫裕#28
○志苫裕君 公的資金というか財政資金といいますか、それの投入に関して幾つかの提案がなされているようですね。いわく宮澤構想、いわく梶山構想、不敏にして三塚構想というのはまだ拝聴しておりませんが、できれば諸説を伺いたいものだと思いますね。
また、それぞれの構想についての特色とその一長一短をコメントしてもらえぬだろうか。また、財政資金の投入はやむを得ないとお考えになっておるのかどうなのか。投入するにしましても、これだけはしてはならない、これだけはやらなければならぬというような、何かそういう点がございましたら、それもあわせてどうぞ。
この発言だけを見る →また、それぞれの構想についての特色とその一長一短をコメントしてもらえぬだろうか。また、財政資金の投入はやむを得ないとお考えになっておるのかどうなのか。投入するにしましても、これだけはしてはならない、これだけはやらなければならぬというような、何かそういう点がございましたら、それもあわせてどうぞ。
三
三塚博#29
○国務大臣(三塚博君) 志苫先生の御質問、多岐にわたっております。
御案内のとおり、自民党内、与党三党の協議会、深刻な議論が行われております。いずれも今日における最重要課題は金融システムの安定にありと、こういうところであります。まさに金融は産業・生活の血液でありますから、その仕組みが一抹の不安を持たないものを目指すというのが政治の目的であります。
よって、こういう多様な時代でございますから、ありとあらゆる選択肢と申し上げましたのは、まさに一瞬の勝負を争うときの体制、中期の体制、長期の安定策というのは何かということで、一瞬の体制、ここ一年の安心をいただく、安心をもたらすための体制、こういう仕分けの中で進んでおるところであります。私自身は何も申し上げておらないということではなく、今申し上げました指示をいたしまして、やれるべきことを、やらなければならぬことを全部点検して備えろというので、総力を挙げて事務方は対処をいたしておるところであります。
政党政治の今日でありますから、党の協議、与党の協議、また国会における各党の論議、こういうものに傾聴をしながら、出された最終案に対し政府としての最終決定を行う前の決断というのがあります。そのときには、ただいま申し上げました最重要課題である、国民生活、国民経済の基本はまさにそこにあるという視点で公的資金の導入もそのときはやらなければならないわけであります。
そういう点で、梶山構想、宮澤構想、また若い渡辺君の構想等々があります。そのほか名前は申し上げませんが、いろいろと論議が積み重ねられております中で、このことが十六日ぐらいをめどとして最終決定をしようかというようなことも聞いておりますし、いや今週中にという意見もありまして、最終的なところは遅くても十六日と。十六日というのは、ワンパッケージで金融システム安定のための基本の政策、そして経済政策を世界に向けての発信をします以上、金融の基本的な考え方、今申し上げました基本はそのベースにあると思います。そういう点で、今全力を尽くしております。
大蔵大臣とすれば、まさにどんな事態が起きても万全を期する、そのためにはその瞬時の体制をとる、ここにあります。幸いに日本銀行はしっかりしておりまして、要請にこたえ、先ほど本間理事が言われましたとおり、ありとあらゆる手だてを講じこれに対応する、こういうところで国民の皆様の御安心、預金は必ず守り、御要求があればきっちりと返還できる体制をとり来っておる、こういうことの中で今後に対処をしてまいるということであります。
この発言だけを見る →御案内のとおり、自民党内、与党三党の協議会、深刻な議論が行われております。いずれも今日における最重要課題は金融システムの安定にありと、こういうところであります。まさに金融は産業・生活の血液でありますから、その仕組みが一抹の不安を持たないものを目指すというのが政治の目的であります。
よって、こういう多様な時代でございますから、ありとあらゆる選択肢と申し上げましたのは、まさに一瞬の勝負を争うときの体制、中期の体制、長期の安定策というのは何かということで、一瞬の体制、ここ一年の安心をいただく、安心をもたらすための体制、こういう仕分けの中で進んでおるところであります。私自身は何も申し上げておらないということではなく、今申し上げました指示をいたしまして、やれるべきことを、やらなければならぬことを全部点検して備えろというので、総力を挙げて事務方は対処をいたしておるところであります。
政党政治の今日でありますから、党の協議、与党の協議、また国会における各党の論議、こういうものに傾聴をしながら、出された最終案に対し政府としての最終決定を行う前の決断というのがあります。そのときには、ただいま申し上げました最重要課題である、国民生活、国民経済の基本はまさにそこにあるという視点で公的資金の導入もそのときはやらなければならないわけであります。
そういう点で、梶山構想、宮澤構想、また若い渡辺君の構想等々があります。そのほか名前は申し上げませんが、いろいろと論議が積み重ねられております中で、このことが十六日ぐらいをめどとして最終決定をしようかというようなことも聞いておりますし、いや今週中にという意見もありまして、最終的なところは遅くても十六日と。十六日というのは、ワンパッケージで金融システム安定のための基本の政策、そして経済政策を世界に向けての発信をします以上、金融の基本的な考え方、今申し上げました基本はそのベースにあると思います。そういう点で、今全力を尽くしております。
大蔵大臣とすれば、まさにどんな事態が起きても万全を期する、そのためにはその瞬時の体制をとる、ここにあります。幸いに日本銀行はしっかりしておりまして、要請にこたえ、先ほど本間理事が言われましたとおり、ありとあらゆる手だてを講じこれに対応する、こういうところで国民の皆様の御安心、預金は必ず守り、御要求があればきっちりと返還できる体制をとり来っておる、こういうことの中で今後に対処をしてまいるということであります。