伊藤基隆の発言 (逓信委員会)

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○伊藤基隆君 民主党・新緑風会の伊藤です。
 今回の「でんのうせんしポリゴン」の放映に係る報道をつぶさに見ていますと、一番印象を得たのは、十七日の読売夕刊なんですが、制作元の小学館プロダクションの紀伊テレビ企画部次長が言っているのが、「ミサイルが襲ってくる緊張感、緊迫感を出すために背景を赤、青で点滅させた。これまでの放送分でも何回か使っており、なぜ今回に限って視聴者の発作を招いたか、全くわからない」、また「アニメージュ」というアニメ関係雑誌の編集長の言うことには、「特に場面を強調するような新技術が使われていることはないはず。今回、なぜこのような結果となったのか不明」、また日本アニメーション株式会社、制作会社ですが、「雷や爆発を表現する時に白と黒を交互に出して光っているように見せる手法は以前から用いられており、今回もそれと基本的に同種の技術ではないか。何が引き金となった事態なのか分からない」ということでございます。実験によって同じ状況を起こすこと、誘発させることは難しいという報道もございます。
 一般的に光感受性発作との見方が、先ほど厚生省見解でも言われましたし新聞でも報道されておりますが、病理的にはそのようなことが有力だと思いますけれども、もともと原因が不明という見方でこれに取り組まなきゃならないんじゃないかというふうに思います。
 そこで、民放連とNHKに聞きますが、テレビゲームないしはインターネット、またはテレビ放送などでいろんな映像が人工的につくられて送られてくる。これらが人間にどのような影響を与えるのかまだ解明できていないんではないか。解明できていないということを非常に重要視しなきゃならないんじゃないかというふうに思います。マイクロエレクトロニクスが人間にどのような影響を与えるか、人間が受けるかということじゃなくて、そういうものがどういう影響を与えるかという視点でとらえる必要があると思います。
 そこで、今回の映像手法やまたは映像方式と病理上の関係を早期に結論を出して対応を決めなきゃなりませんけれども、さらに根本的には人間と電脳世界との関係、肉体的、精神的あるいは社会的にどのような影響があるか、このことについて検討、研究を深める必要があるんじゃないかと思います。このことを民放連とNHKに聞きます。
 さらに郵政省にお伺いします。
 多チャンネル時代をめぐって人権問題とか子供への影響とか倫理問題、電磁波等が検討されておるようでありますけれども、今回を契機に私は、テレビ映像、またゲーム機械、さらにはインターネットも含めて人間の精神または社会的な病理現象に発展し得るものなのかどうか、この検討が必要と考えますので、その点についての郵政省の見解をお伺いいたします。
 以上です。

発言情報

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発言者: 伊藤基隆

speaker_id: 4563

日付: 1997-12-25

院: 参議院

会議名: 逓信委員会