山下泰裕の発言 (文教委員会)

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○参考人(山下泰裕君) 非常にレベルの高い話で、それについていけるのかわかりませんけれども。
 まず、モスクワ・オリンピックのボイコットに関してですけれども、私はやはりこう思っています。スポーツと政治は、スポーツは政治から干渉されないというのが理想であると思います。ただ、現実問題として、日本人である以上は日本の決定に対しては従うべきじゃないかなと。ただ、多分アメリカ人の大半の選手は、あそこでカーターさんがああやって話して、話を聞いて納得したと思うんですね。でも日本では全く説明もなかった。それでやはり私は納得できない部分があった。だから、個人的には非常に夢を奪われて、悔しいし残念で、二度とこんなことがあっちゃいけない、次の若い選手たちにこういう思いをさせちゃいかぬ、そのために何らかの役に立たなきゃいかぬという気持ちは持っていますけれども、ただ、やはり国民であるということは国の決定に従わなきゃいかぬ、でも納得するような説明は欲しいなというのが私の素直な感想です。
 それから、もう一つ素直な感想を言いますと、その必要性が叫ばれながら実際的な効果が出てこないというのは、スポーツは票につながらないからかなと。ですから、青少年の本当に健全育成を考えていったときに、今の青少年の非行化とかいろんな問題があります。スポーツはチャンピオンスポーツじゃなくて、スポーツで汗を流して、ともに力を合わせたり頑張ったり励まし合ったりしていくことが僕はかなりプラスになると思うんですね。だけれども、そういうことに対して格段の効果があらわれるような策が打たれていない。諸外国に比べてもやっぱりお金をかける数が少ない。これは何でかなと思ったときに、僕のレベルですと、スポーツじゃ票にならぬものなと。でも、二十年後、三十年後の日本というもの、あるいは五十年後の日本ということを考えたときに、青少年、次の時代を担う人間をつくっていくには、やっぱりたくましい体と心と他人を思いやる心、力を合わせる心、我慢できる心、こういうものが絶対必要であって、頭でっかちじゃだめだと思うんですね。
 そういうところがやっぱりだんだん子供から欠けてきている。そうすると、票にはつながらなくても、これはぜひとも全力で将来の日本のために何とかここの先生方に頑張っていただきたいなというのが私の素直な思いでございます。
 ちょっとまとまりませんけれども、申しわけございません。

発言情報

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発言者: 山下泰裕

speaker_id: 33748

日付: 1997-12-11

院: 参議院

会議名: 文教委員会