田沢智治の発言 (文教委員会)
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○田沢智治君 私は山下参考人と八代参考人に聞きたいんですが、プロ野球で、巨人が大変金を使って優秀な選手と言われる人を自分のチームにトレードした。それで優勝するかというと優勝しない。お金さえ使えば優勝できるというものじゃないなということをよくわからせてもらったんです。また、全然お金を使わなくて優勝するということはあり得ないにしても、要するに、今の先生方の話を聞くと、一般社会的な次元でとらえた場合、競技スポーツ振興策と、市民スポーツというか生涯スポーツの振興策と、大体二つぐらいに分類されるのか。あるいはもちろん学校スポーツというのもあると思います。そうすると、競技スポーツというのは、もちろん世界の水準レベル以上に、常に世界のトップクラスを目指すという切磋琢磨をしなきゃならぬと思うんです。
そうした場合、受け皿とすれば、今、日本体育協会というものがその受け皿として主たる役割を果たしていると思うんですが、じゃ果たしてその日本体育協会だけを強化すればうまく世界的水準に競技スポーツのレベルが達成できるのかと。もちろん、行政なり政治がそれを支援するということは必要であるし、また国民世論がそれを支えていくということも必要だと思いますが、まず、その受け皿として、競技スポーツの場合はどこをどう充実したらいいのか、これが一点です。
それから、市民スポーツなり生涯スポーツの振興策を考えたときに、特に恵美さんが大変御苦労なさっているというふうに私は思うんですが、やっぱり地域社会の中では行政が関心を持ってほしいということは私は必要だと思います。しかし、余り行政が関心を持ち過ぎて干渉的な立場になっちゃうと死んじゃうんじゃないだろうか、拘束されて。だとするならば、地域社会の市民スポーツを振興させるには何か受け皿がそこに必要じゃないのかなと思うと、先ほど三鷹の例を話されたとおり、やはり地域のコミュニティー形成というものがその受け皿として大事じゃないかというふうに私は思うんです。何にしても、よきコーチ、よき指導者をきちっと計画的に養成ができたとすれば大変成果は上がるんじゃないか。
私も日本大学におる関係で、うちの大学は柔道も強けりゃ相撲も強いしゴルフも強いし、大体三十何ぼは全国一になっているんですが、それを見ると、やっぱり専門的な知識を持ったコーチのある程度生活を保障してやらないと、これはなかなか難しいんです。監督だけじゃ強くならぬです。
そういうようなことを考えてみると、財政的な、ある意味において国なり自治体なりが保障というかある程度の環境づくりを支援してあげる。私は干渉しちゃいかぬと思うんだ、国も地方自治体も干渉しちゃいかぬけれども支援をしてあげなければならない。それを中長期的な視野に立ってやらない限り成果は出ないと思うんです。
今何が必要で何をどうしてもらいたいんだという具体的な、競技スポーツという領域の中で、あるいは市民・生涯スポーツの領域の中で皆さん方は求められているのか、ちょっとお三人の方々、それぞれのお立場で結構でございますが、その辺のところをお聞かせいただきたいと思うんです。