長内順一の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○長内委員 平和・改革の長内順一でございます。
 小渕大臣、大変御苦労さまでございました。限られた時間の中だそうですので、外務省にかかわることを集中的に聞かせていただきたい、こんなふうに思っております。
 先般、所信表明を聞かせていただきました。その中で、率直に私は、北方領土にかかわることにつきましてお伺いをさせていただきたいと思います。
 先ほどから同僚の議員が質問しておりましたように、昨年のクラスノヤルスクでの会談というのは、これまでの日本とロシア、この関係の中では幾度かポイントになることがあったわけであります。例えば、鳩山総理が訪ソしたとき、田中角栄当時総理が行かれたとき、逆にエリツィンさんが来られたりゴルバチョフさんが来られたりしまして、一つ一つ戦後の日本とロシアの関係というのが改善の積み重ねをされてきているわけでありますが、まさしく今回のクラスノヤルスクでの会談はそれに匹敵すると私も素直にこれは評価をさせていただきたいと思います。
 そんな中で、大臣の所信表明を聞かせていただいたわけでありますが、どうもいまいち私自身納得ができないのは、平和条約ということが随分大きく膨らんで先行をしているのではないだろうか。それで、確かに外交上の大変難しい問題があるにせよ、領土の問題がなおざりになってはいないかな、こんなふうに思うわけでございます。
 確かに、小渕大臣の所信表明演説の中で、三ページに、「北方領土問題を解決し、平和条約を締結して日ロ関係の完全な正常化を達成することは、我が国の一貫した基本方針」である、ます大前提でこのようにうたってございます。しかし、その後出てくるのは、次の四ページに、「特に領土問題については、」というところで、「東京宣言に基づき二〇〇〇年までに平和条約を締結する」、これは文章としては非常によくわからない文章でございまして、領土問題についてはいわゆる平和条約を締結する、こういうことでございます。そして、またその後には、「その後の日ロ外相会談では、平和条約交渉を行うことで」、またその後は、「平和条約締結問題日ロ合同委員会が設置されたところで」、また、二月の大臣のロシア訪問では北方四島の水域の操業の枠組みと同時にやはり平和条約に、こんな形です。
 私は平和条約の締結それ自体を否定したりなんかするものでは決してございません。しかしながら、やはり我が国の大事な問題、領土の問題、これがもう少しにじんできてもいいのではないかな、こんな気持ちを持っているわけでございますが、率直に小渕大臣の御所見を伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 長内順一

speaker_id: 27734

日付: 1998-03-12

院: 衆議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会