田中和徳の発言 (建設委員会)

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○田中(和)委員 阪神・淡路の大震災のときも道路に問題が起こったりした部分の被害が大変大きかったわけでありますし、私の川崎市のみならず、首都圏もそうでありますし、大都市は人口密度が大変高いわけであります。そういう意味での防災上の面からも、本当に何か事あったときには大変なことになるだろうと思うのですね。本当に人命のとうとさを考えるときにこれほど大切な公共事業はないわけでありますから、ひとつしっかりと考えて御努力をいただきたいと思います。
 私は一つ提案をしたいと思っているんです。それはやはり人と道路というものがもっと心で通うものがなければならないなと思います。道路を愛する、こういうことだと思うんです。私の川崎でも道路フェアなんてやりまして、市民がいろいろと道路を理解をするための努力を行政と民間でやっているわけですが、どうもなかなかうまくいかないんですね。
 先日、豪雨のときに私の事務所に電話がありまして、至急来てくれと言うんですよ。行ってみたんです。すると雨水で戸板が流れてきて道の真ん中にあるんですよ。商店街ですから、道路も車が通れないし邪魔になるからどけてほしいと役所に伝えてほしいと言うんです。私たった三秒でどけました、自分で。何ですか、こんなものぐらい自分でどければいいじゃないですか、だけども先生、これは公道ですよ。公道だって自分でどければいいんです。
 また、あるおじいちゃんは盆栽の名手でございまして、自分のうちの前に植えてある低木を手入れをして、夏には水をやったり肥料をやってきれいな花を吹かせて管理しておられます。ところが、ある役所の担当者が行って、おじいちゃん、余計なものを植えられちゃ困りますよ、ここは公道ですから。こんな話を聞いたおじいちゃんが怒ってしまって、田中さん、これはおかしいんじゃねえか。こんな話もあったわけでございます。
 確かに調べてみると、全国広いものですから自治体によっては、自分のうちの前は自分できれいにしましょう、管理もしましょう。また地方によっては、草木が伸びて道路に覆いかぶさってきたところを地域の人がみんなで協力し合って道あけをしたり、本当にすばらしい話も聞こえできますが、一般的に都市部の道路は汚いんですよ。平気で物を捨てる人もいますし、自分のうちの前にごみを平気でどんどん出しますしね。
 そういうことからすると、安全性の確保できる道路はもっと国民の皆さんに御奉仕をいただく、御協力をいただく、道路を愛していただく。特に小学校の児童とか中学校の生徒なんかに授業の一環として、社会性を持たせるためにそういう活動をしてもらう。国会議員でぜひやるべきだという話も聞こえておりますけれども、いい話だと思います。とにかく業者にすべて何もかも出すんじゃなくて、私たちの大切な公共機関ですから、道路は私たちが管理するんだ、きれいにするんだ、守るんだ、こういう思想を国民運動として定着させるべきではないかと思いますけれども、お考えをお伺いいたします。

発言情報

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発言者: 田中和徳

speaker_id: 151

日付: 1998-03-18

院: 衆議院

会議名: 建設委員会