村井仁の発言 (大蔵委員会)
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○村井委員 二月の二十五日に大臣からこの委員会で所信を承りました。ちょうどその前の週の週末、大臣、G7に御出席になられた後でいらっしゃいまして、G7におけるいろいろな議論なども踏まえてお話を伺ったわけでございます。
アジアにおける通貨の不安とかいろいろ難しい問題も出てきてそれにどう対処するか、それから我が国の経済金融情勢も余り芳しくない、これについて国際的ないろいろな懸念も示されたという環境の中で大変有意義な意見交換をされてこられた、このように承っておるわけでございますが、率直に申しまして、我が国の経済は非常に深刻な状態にあるのではないか。補正予算を通しまして、それから金融関連の法律もある程度通した、それからきょうたまたま金融持ち株関連二法も施行される、こういう日でありますけれども、これだけではなかなか今の状況を改善することにならないのではないかという懸念を、私ども率直に言って持っております。
私どもも、今党内で、例えばSPC、特定目的会社によりまして不動産の証券化を図るとか、あるいは債権回収機関、いわゆるサービサーの問題、これは弁護士の業務の問題と非常に絡むわけでございますけれども、いずれにいたしましても、いわゆる住管機構で採用されました債権回収のシステムをより一般化するシステムとしてこういう問題も検討中である。そのほかに、案外知られていないことでございますが、競売がしこっていると言ってはなんでございますけれども、余り円滑に動いていないという話もある。総じて申せば、不良債権の根っこにありますのは、何と申しましてもバブルのときの不動産に対する過大な融資、それがいわば動かなくなってしまっているという問題なのではなかろうか。そういうところをどうやってほぐしていくか、こういうような問題もあるわけでございます。
そういう問題も含めて、総合的な対策を講ずることによりまして金融システムの安定化を図っていく、これが私は今最大の課題ではないか、こんなふうに思っておりまして、与党内でもいろいろ議論を重ねている、こういう状況でございますが、大臣のお立場で、今の経済情勢をどういうふうにごらんになっていらっしゃるか、改めてお伺いをさせていただきたいと存じます。