安倍晋三の発言 (本会議)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○安倍晋三君 自由民主党の安倍晋三であります。
 私は、自由民主党を代表いたしまして、アジア欧州会合報告について、橋本総理と小渕外務大臣に質問をいたします。
 九六年に開かれた第一回のASEM首脳会合は、アジアと欧州の首脳が一堂に会することそれ自体が成果であると言えたと思います。また、当時、アジアは年平均八%の成長を続けており、東アジアの奇跡と称されるほど、アジア経済の活力に対する欧州側の期待が高かったと記憶をいたしております。
 翻って、今回の第二回首脳会合は、昨年夏のタイでの通貨危機に端を発するアジアの経済危機の中で開かれたわけであります。まさにASEMの存在意義が問われる会合であったと思います。
 このような中で、我が国は、ASEMのアジア側の調整国として極めて重要な役割を果たし得たと思います。そしてまた、総理のリーダーシップにより、アジア経済の今後の方向性につき前向きなメッセージを出すことができたということは私は大変大きな成果であったと思いますが、今次会合の具体的成果について総理にお伺いをしたいと思います。
 現在、我が国自体が経済的困難を抱えているとはいえ、アジア諸国が、現下のアジア経済危機において我が国に大きな期待を寄せていることも事実であります。こうした期待にこたえ、アジア経済復活のために、我が国は種々のアジア諸国に対する支援策を決定いたしましたが、各国の反応は果たしてどうであったか、総理にお伺いをいたします。
 また、橋本総理は、我が国の総合経済対策を初めとする一連の経済、景気対策について説明をされ、また、各国から強い関心と期待が示されたと伺っております。これを踏まえ、総理は、今後の五月のG8サミットに至る一連の重要な国際会議において、今後どのように我が国の経済対策について説明をしていかれるのか、お伺いをしたいと思います。
 また、ASEM首脳会合の場で総理がアジア経済回復の道筋を議論されておられるまさにそのときに、世界のトップ企業の会長が日本経済は崩壊寸前と発言され、大変大きな反響を呼んだのでありますが、私は、この発言に驚きを禁じ得ません。そもそも日本経済が崩壊寸前という状況では全くないと考えておりますが、景気はこのような発言にしばしば影響されてしまうという側面があります。この発言に対する総理の御見解をお伺いをしたいと思います。
 今回のASEMについては、アジア経済情勢の中でも、特にインドネシア情勢が大変重要なポイントであったと思います。先月の総理のインドネシア訪問や、それに続いてのハビビ副大統領の訪日、さらには、ロンドンにおける総理とスハルト大統領との電話会談を踏まえ、総理は各国首脳とインドネシア情勢について意見を交換されたことと思いますが、総理のインドネシア経済情勢に対する御認識をお伺いをいたしたいと思います。
 また、ロンドンにおいては、二国間会談もあわせて行われました。特に、中国の朱鎔基首相、トウカセン外相との初めての日中首脳、外相会談、金大中大統領との同じく初めての日韓首脳会談が重要であったと思います。
 韓国につきましては、私は、最近の日韓関係は、漁業交渉の問題だけではなく全般的に停滞ぎみであったと思います。新たに発足した金大中政権との間では、未来志向の前向きな関係をぜひとも築いていかなければなりません。
 金大中大統領にとっては、今回のASEM出席は初めての外遊であり国際会議への出席ということで、期するものもあったと思いますが、日韓首脳会談ではどのようなことが話し合われたのでしょうか、お伺いをいたしたいと思います。
 小渕外務大臣は、中国の知日派の代表格であるトウカセン外相との間で日中外相会談を行い、さらにボスニアに飛ばれるという精力的な外交を展開されました。日中外相会談、そしてボスニア訪問の成果について小渕外務大臣にお伺いをいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
    〔内閣総理大臣橋本龍太郎君登壇〕

発言情報

speech_id: 114205254X02619980407_023

発言者: 安倍晋三

speaker_id: 26067

日付: 1998-04-07

院: 衆議院

会議名: 本会議