山花貞夫の発言 (予算委員会)
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○山花委員 前半に外交、日韓関係の基本的な問題について、後段、大蔵省にかかわる問題について御質問させていただきます。
ついせんだって、二十五日に新しい金大中大統領の就任式が行われました。経済困難な折から質素にということでしたけれども、参加させていただいて、大変立派な就任式であったという印象を強く持ちました。
若干個人的な感慨もございます。私が金大中大統領に一番最初にお会いしたのは、あの拉致事件からちょうど十年たったころ、死刑の判決を受けて、その後、無期に刑が直されまして、国外追放といった形だと思いますけれども、足の治療にワシントンにいらしたころでした。死線を四回も越えたというお話をそのころ伺いました。やはり関心を持っているのは、国民のために民主主義を確立して、平和的な祖国統一を願うだけである、自分は監獄に入っても韓国に戻りたいということを切々とお宅でお話しになっておりました。
その後、思い出す機会は、それからちょうど十年たった今から五年前のことでしたけれども、ソウル郊外の大統領のお宅の方にお伺いしてお話を伺う機会がございました。そのときには、自分は政治から引退をしたということについてお話しされまして、これからは南北統一とアジアの平和のための財団をつくりたい、こういうお話をされておったわけであります。これが五年前です。
死線を越え、政界から引退を決意された方が、改めてその国のあり方を考えて、大統領に立候補し、当選された。そうしたことをさまざまな機会にお話を伺いながら見てまいりましただけに、大変印象強い気持ちを余計強くしたのかもしれません。
新聞でも紹介されました就任演説は、決して長いものではありませんけれども、極めて具体的に、国難を乗り越えて新しい時代に向かって跳躍していこうという、韓国の進むべき方向について、まさに政治のリーダーとして国民に呼びかけた内容のものでした。聞いておりまして、まさにリーダーが国民にこうしようということを投げかけ、そのことに対する反応を確かめながら演説をされている、政治のリーダーの姿を見た、こういう感じもいたしました。
若干印象めいたこともお話しさせていただきましたけれども、日本と韓国の関係というものはまさにこれからも大変大事な問題だと思っております。総理に、日本と韓国との基本的な関係、あり方について、まず御所見を伺いたいと思います。