小島慶三の発言 (経済・産業委員会)
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○小島慶三君 ありがとうございました。
そういった意味で、ひとつ中小企業関係予算のかさ上げということを何としてもやっていかなければならないんじゃないかと思っております。日本経済の活性化という場合に、まず中小企業に元気がなくなったらこれはもうおしまいだと私は思っております。
それから、これももう一つ私ごとで申しわけございませんが、私、そういうことで実家が実家なものですから、大学へ参りましたときにも中小企業の勉強をしたいということで、当時、後で学長になりました上田貞次郎先生に入門をしたわけでありますが、山中篤太郎先生がその学問の後を継がれまして、中小企業論というのを確立したわけでございます。
そのときに両先生から言われたことで非常に頭に残っておりますことが一つございまして、それはどういうことかと申しますと、日本は中小企業論なんだよというわけなんです。外国には大企業と小企業というそういった議論はある。産業構造論としてそういう議論はあるけれども、中というのはない。日本にはミドルというものがあって、それが非常に大きな意味を占めているんだと。それがあるから産業構造の上で非常に弾力性があるということを先生から懇々と言われたわけなんです。中企業の問題の重要性ということをやはり日本は考えなきゃいけないということを言われたわけであります。
それに照らして考えますと、最近私が心配しておりますのは、大企業と小企業・零細企業の二極分化というか、そういう動きが非常に目立ってきております。そういうことになりますと、これは単に大企業と小企業の格差が拡大するということだけではなくて、この格差の拡大というのも最近は非常に顕著でありまして、九三年当時は大企業と中小企業で〇・五%ぐらいの生産指数の上での格差しかなかった。それが九五年は四・九になり、最近では一〇を超えてきております。そういうことで、格差の拡大というのは非常に大きな問題であります。
それと同時に、この二極分化ということが起こると、これは大企業と零細企業の分化ということで、真ん中に立つ中企業というもののウエートの減少ということにもなりかねないというふうに思っております。
そこで、先生方から教えられた中企業の重要性ということから見るとこれは大変なことであって、日本経済の特殊性といったようなものを失わせる傾向ではないかと思っておりますが、この辺についてはどうお考えでございましょうか。