小島慶三の発言 (経済・産業委員会)
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○小島慶三君 ありがとうございました。
この日本とアメリカのいわゆるエンジェルと言われる金持ちの投資ビヘービアの差といいますか、これについてはもっと突っ込んでいけば相続税の問題とかいろいろと出てくると思うのでありますが、これはまた別な日に別な課題として扱わなきゃならないと思いますので、本日は御質問申し上げません。
人の問題というのは、やはりこの問題を推進していく場合に非常に重要であろうというふうに思っております。いろいろ制度ができまして、新しい制度でなれないものですから、いろいろ役所とか自治体に頼っていく面がかなりあると思うんですけれども、これはマネージをする人の自主性といいますか、独立性、創造性、そういったものにできるだけ任せていった方がいいというふうに私は思っております。余り手とり足とりということでありますと、このシステムはうまくいかないのではないかと思っております。
これも私の事例でございまして、お聞かせするのもちょっとなんでございますが、私は小島塾というのを全国で三十五持っております。その小島塾の中で非常に創造性に富んだ中小企業、こういった連中もたくさんおります。
その一つとして、分社制というのを推進している人がありまして、これは大体何か仕事を推進していく場合に百人単位、せいぜい百人までの人数ぐらいでないとそれに参加している従業者のあらゆるところまで見るというわけにはいかないと。例えば、どういうふうな性格でどういうふうな処世観を持って、またどういうふうな人生経路を経て、どういうふうに事業にそれを生かしていくか、こういったことを一々上から見で見分けがつくのは百人までだというので、どんどん会社を細胞分裂していっております。大体今三十七、八会社ができておりますけれども、これがいわゆる小企業でなくて、非常にハイレベルの技術を持った小企業としてどんどん伸びている。
彼に言わせると、株式上場ということをいろいろ人に勧められる、また勧めに来られるお役人もある。しかし、自分はそういうふうには持っていかない。なぜかというと、金を借りれば借りたなりに非常に制約が多い、いろいろ注文も多いということで、自分の個性というものがそういうことだとマネジメントに生きてこない。だから、そういうふうに頼るようになってはおしまいだということを言うわけであります。
だから、このベンチャーキャピタルの今回の推進に当たっても、余り手とり足とりで指導されるということがないように私はぜひその辺のことを御注意いただきたいというふうに思っております。この辺はいかがでございましょうか。