小島慶三の発言 (経済活性化及び中小企業対策に関する特別委員会)
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○小島慶三君 ありがとうございました。
私が申し上げたかったことは、やはり中小企業対策としてかなり中小企業庁はいろいろメニューをたくさん持っておられると思うんです。しかし、それが末端のところへ行きますと、さっきも申しましたように中小企業というのは弱者対策としての一面を必要としておるものですから、どうしてもこれはやはりある程度の物量対策というかそういうものが必要になる。だから、やはり技術面を生かしたレベルアップの対策だけではなくて、そういった面の対策が必要である。ぜひこれは大蔵大臣にもお考えいただきまして、中小企業対策費が毎年とにかく前年同様とかあるいは前年より下がるというふうな状況になっていると思いますので、この辺は通産大臣にももっと頑張っていただきたいし、両大臣の間で中小企業対策というのをもう少し何とか温かみのあるような対策にぜひお願いしたい、これは陳情になるわけでございます。
それからもう一つ私が感じておりますのは、この間も新しい大店立地法の議論あるいは市街地の形成の議論でちょっと申し上げたことがあるんですけれども、今の都会というものがだんだん都会離れがするというか都会人離れがするというかそういうことで、かつては共同体として非常にしっかりした隣人関係を持っていた都会がだんだん都会に対する愛情とかそういったものを失っていく。いろいろ最近の新しいコンピューターとか通信とかあるいはインターネットだとか、いろんな新しいそういうものが出てくるので、一人として生活できる、グループでなくても生活できる、店を継がなくても生活できるというそういうふうな新しい市民像というものが生まれてきて都会から離れていくという傾向がある。これがやっぱり最近の都会の空洞化の非常に大きな要素になっているんじゃないかというふうに私は実は思っているわけであります。
それと反面に、農村の方でも今の米価ではとても立っていかぬとか、あるいはもう幾ら稼いでもとにかくコストダウン、コストダウンを要求されて一人前の生活ができないというふうなことで農村から離れていく人もある。もっとも最近は新農民というような方が出てきましたから、そういう方が捨てられた田畑を耕すということも起きていますけれども、農村でもとかく中山間地帯においては非常にそういう傾向が強い。
そうすると、都会から離れていく人、農村から離れていく人、これが新しい市街地を、あるいは新しい村づくり、町づくりを上手にやっていけば、非常にそこに日本のパワーが生まれてくるというふうに思うんです。中小企業対策というものも、これも通産だけでなくて、通産と農林と一緒になってそういうふうな新しい町づくり、新しい都会づくり、新しい都会人づくりというか市民づくりといいますか、そういうものにやっぱり目を向けられる必要があると思うんですけれども、これはひとつ通産大臣にお伺いいたします。