亀井久興の発言 (国土・環境委員会)
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○国務大臣(亀井久興君) 今御指摘でございますけれども、国民が夢と希望を持てるという少し抽象的な概念でございますから、なかなかこれを一口に言うということは難しいと思っております。
申し上げるまでもなく、今時代が大きく変わっているわけでございまして、日本の国内におきましても高齢化、少子化が進んでおりますし、また国際化、情報化等が進んでおることは当然のことでございますから、やはり長期的な視点に立った新しい発想を持って新しい全国総合開発計画をつくってまいりたい、こういうことでございます。昭和三十七年以来つくってまいりました今日までの全国総合開発計画におきましてもそれぞれ大きな課題があったわけでございますが、なかなかその課題が思うように解決をされてきていないというのが現状だろうと思っております。
特に私自身も大変強く感じておりますのは、東京圏、わずか全国土面積の三・六%しかないその地域に二六%近い人口が集中している。この東京圏を初めといたしまして、大都市圏の人口集中という国土の姿がいまだに是正されていない状況にあるわけでございます。狭い国土と言っておりますけれども、決して私、日本は狭い国土とは思わないわけでございまして、もっともっと広く快適な居住空間をそれぞれの地域にきちっと位置づけていくということができればすばらしい国土になるわけでございますので、そのための基本的な新しい発想と、それを具現化していくための新しい戦略をその中に位置づけたということでございます。
例えば、複数の国土軸をまず位置づけるということでございまして、今日までの一極一軸ということではなくて、北東国土軸あるいは日本海国土軸、太平洋新国土軸、西日本国土軸、こうした国土軸を位置づけますと同時に、それを実現していくためにそれぞれの地域が連携をして地域の個性を生かしながら発展をされていこうということで地域連携軸という発想も出しております。また、過疎地域の山村が、その山村だけで発展をしようと思いましてもおのずから限界があるわけでございますので、その山村と隣接をいたしました地方都市が一体になって振興していけるような多自然居住地域という新しい考え方も打ち出しているわけでございます。こうした戦略を着実に実行していくということによりまして。国民の皆様方に本当にこれですばらしい国づくりができるんだと、そういう夢と希望をそれぞれの地域が持っていただけますように私ども全力を挙げて策定に取り組んでおるところでございます。