遠藤乙彦の発言 (国土・環境委員会)

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○衆議院議員(遠藤乙彦君) 緒方先生の御質問にお答えをしたいと思います。
 本法案の目的は、自然に恵まれた農山村地域、都市の近郊等におきまして優良な住宅の建設を促進するための措置を講ずることにより、健康的でゆとりある国民生活の確保を図るものでございます。本法案は、第一条にございますように、多様な生活様式に対応し、かつ、潤いのある豊かな生活を営むことができる住宅が国民から求められているという状況に対応しようという趣旨から提案したものでございます。
 どんな夢とかライフスタイルを考えたものかということを具体的にちょっと申し上げますと、いろんなことを実は想定しておりますが、例えば豊かな退職ライフ型。これは退職されてから豊かな老後を実現する新たな居住形態でございまして、いわば悠々自適、晴耕雨読型、これも一つの我が国の伝統的なライフスタイルの一つかと思っております。
 それからもう一つはデュアルハウジング型。要するにウイークデーは都市に住んで、ウイークエンドは田園に住む、これも非常に理想だと思っておりまして、職住近接の都市に住んで、かつ、ゆとりある田園居住を同時実現する、これも夢と言っていいのではないかと思っております。
 それから三つ目に田園通勤型。ちょっと通勤距離は長くなりますけれども、田園から都市の職場へ行く、田園のすばらしい環境のところに住んで都市の職場へ通う。大都市の居住機能の補完、バックアップという形で考えたいと思っておりまして、通勤時間は長くなりますが、その間はゆっくり座れれば読書をしたりいろんな勉強もできる、これも非常に効率的なライフスタイルだと思っております。
 それからあと自然遊住型。これは余暇は自然の懐へ、非常にアウトドア志向の人にはこれでいいと思うんですが、自然との触れ合い、自然環境の重視、都市と農村の交流、国土の保全、こういった多目的な自然との共生を念頭に置いた住宅構想もあり得るかと思います。
 それからもう一つはU・J・Iターン型。これは、帰りなんいざ、ウサギ追いし故郷型と言っていますけれども、地方定住促進、ふるさと再生ですね、非常に過疎化が進んでおりますけれども、そういうところにコミュニティーをつくっていく。やっぱり人間が定住しないとコミュニティーができないものですから、ちゃんとそこに住んでコミュニティーを形成してもらって、有能な人材がそういう地方の活性化に資する、こういったことを大体念頭に置いておるわけでございます。
 財界の要求にこたえるものとなっていないかといった御指摘でございますが、確かにこの構想自体は今言った国民のライフスタイルを実現するという、それをバックアップすることが主目的ですけれども、とともに長引く構造不況に対する景気対策の一環という面も当然私たちも考えております。それはあくまで従であって、主たる目的は国民の夢を二十一世紀に向けてどう実現するか、それをどうバックアップするかということに主眼がある法律であることをぜひ御理解いただきたいと思っております。
 特定の業界その他の財界の声にこたえるというものではなくて、あくまでも優良な住環境を求める国民の声、国民の夢にこたえようとするものであるということをぜひ御理解いただきたいと思っております。

発言情報

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発言者: 遠藤乙彦

speaker_id: 22256

日付: 1998-04-09

院: 参議院

会議名: 国土・環境委員会