安岡裕幸の発言 (財政・金融委員会)

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○政府委員(安岡裕幸君) 郵便貯金の平成九年度の純増額の推移でございますが、純増額というのは預入から払い戻しを引いた額ということでございますけれども、御指摘のとおり、昨年十月まではほぼ平成八年度並みで推移をしたということでございます。十一月以降は四兆二百五十三億円の純増ということで、平成八年度の三兆六千五十三億円を上回った状況になったということでございます。
 平成九年度の全体の結果でございますけれども、六兆六千三百十九億円ということでございまして、平成八年度の増加額三兆一千二百二十億円に比べまして約二倍ということになったことは事実でございます。また、平年ということで五年度から七年度の平均額でございますが、五兆三千五百六十億円と比較しますと、やや上回った状況だということでございます。
 そこで、九年度が八年度に比べて増加しているということでございますけれども、八年度の動きもちょっと特異な動きをしておりまして、実は八年度は消費税率が引き上げられたということで大変駆け込み需要が多いということで郵貯の払い出しも増加をしたということでございます。かてて加えまして預入も少ないということで平年に比べまして純増額が大幅に少ない状況であったということでございます。
 九年度の状況でございますけれども、今、逆に景気停滞だということで消費が大変低迷しているということで貯金の払い戻しの割合が例年に比べまして非常に少ないということがございますし、今の金融情勢とか低金利によりまして、郵貯の一種の安心のよりどころということから、ひとまず通常貯金とかの流動性預金に預入しておるという状況が見られたということで平成九年度が八年度よりも大幅にふえたという状況でございます。
 一方、民間銀行さんの個人預金の状況を見てみますと、実はまだ民間さんの方は去年の十二月末時点のものしかございませんけれども、その時点におきます残高の伸び率は六%ということです。それに比べまして郵貯も六・五%ということで、いずれも六%台の同じような伸びをしているということでございます。
 いずれにいたしましても、郵貯は預入限度額一千万の小口の少額貯蓄だということで、身近な国営の貯蓄機関ということで大変国民の皆さんの安心のよりどころということになっておりまして、今後ともその役割を果たしてまいりたいと、このように考えております。

発言情報

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発言者: 安岡裕幸

speaker_id: 15533

日付: 1998-04-02

院: 参議院

会議名: 財政・金融委員会