辻村哲夫の発言 (文教・科学委員会)
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○政府委員(辻村哲夫君) ただいま先生からの御指摘の点は大変重要な、また深刻な問題だというふうに思っております。
教師の役割として、もちろん国語、数学、社会、理科といった教科の指導ということ、この点の指導力が十分であることが大切であることは言うまでもないわけでございますけれども、その前提として、教師と子供たちの間に人間的な信頼関係と申しましょうか、そういうものが必要である。よく言われるいわゆるカウンセリングマインドと申しましょうか、そういったものを教師たちがしっかり持つ。それを基礎として、教師と生徒との間での人間関係をベースに初めて実りある教育活動というのが展開されるだろうというふうに思います。
そういう意味で、先生ただいま御指摘になられた初任者研修制度というのも、免許を持ち、教師に採用されて直ちにひとり立ちの教師としてすべての責任を負っていくということではなく、一定期間は先輩の教師から実地に期したさまざまな体験的な指導を受ける、そのことによって教師としての幅を広げる、あるいは人間関係をもっと豊かなものにする、こういうことで生まれたわけでございます。まださまざまな課題があろうかと思いますけれども、全体としてはこの初任者研修制度、先生方が自信を持って教育に携わる、そういう面で高い評価を得ているというふうに思っております。
しかし、今先生が御指摘になられたような現実があるということも事実でございます。そうしたものを踏まえながら、さらに教師一人一人のみずからの努力に加えて、先輩教師からの初任者研修制度というものをさらに有効なものにして、あわせて先生としてのトータルとしての実力、指導力を高めていく、こういう課題にさらに全力を尽くしてまいりたい、そんなふうに思っております。