小林元の発言 (予算委員会)
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○小林元君 松永大蔵大臣に期待をするものでございます。
さて次に、平成九年度の予算編成に当たりましていろいろ経済見通しが立てられたわけでございます。経済見通しとして、消費税引き上げ等の影響により年度前半は景気の足取りが緩やかになる、民需を中心として次第に自律的な回復が期待される、一・九%ほどの成長になるというようなことになりました。そういう中で、消費税アップあるいは減税の廃止等々九兆円をつぎ込んで平成九年度の予算編成がなされました。財政再建元年だということでスタートを切ったわけでございますけれども、実質的にはこういう経済見通しというものがどうも甘い方向に行ったんではないか、認識が甘かったんではないか、これまでももう再三再四指摘をされてまいりました。
そして、財政構造改革を昨年臨時国会で決めたわけでございますが、そのときの総理の御所見も、高齢化、少子化の時代に向かってこれからは大変な時代である、したがって、大型補正をする、あるいは減税をする、そういう財源はないんだというふうに終始おっしゃってまいりました。そういう財源がないということで終始してきたわけでございますが、十二月十七日に突然二兆円の減税、先週これは国会を通過したわけでございますけれども、やはり経済見通し、二兆円の減税をするにつきましても、クアラルンプールのASEANプラス3等々で、急速度に厳しい状況である、こういうふうに認識をされたわけでございますが、足踏み状態あるいは停滞をしている、そしてまた弱含み、後退局面に入っている、こういうようなことが続いているわけでございます。
ですから、財政構造改革をやるというためには、これは先ほど大蔵大臣がわざわざあえて財政構造改革についての所見を述べられました。これも三・五%の成長あるいは一・七五%の成長というようなことで考えておられたわけでございます。現実に、平成九年度は〇・一%というようなことも言われているわけでございます。したがって、財政再建もこれは容易ではない。だからどうしても経済見通しを強く言わない限りはやっていけない。そういう中で総理のお考えが言われているんだと思うんですけれども、周りのアジアの状況等も含めまして、現在の経済認識、再三言われておりますが、御所見をお聞きしたいと思います。