橋本龍太郎の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(橋本龍太郎君) ハビビさんは私のところでは実はその話は出されませんでした。また、スハルト大統領と二時間半にわたる個人的な会談の中でも御指摘の問題は出ておりません。むしろ、スハルト大統領、ハビビ副大統領共通して私に言われましたことは、インドネシア経済の中に占める日系企業のウエート、そしてそこにおける雇用というものでありまして、引き続き日系企業がインドネシアで仕事ができるような協力を頼むというお話はございました。
 そして、邦銀の、これはインドネシアだけではなくアジア諸国に対する資金供与のあり方、これは最終的には各行の経営判断ということになりますけれども、私たちはやはり日本を含みました先進各国、また国際機関の支援体制、そしてアジア各国におけるそれぞれの国での経済安定のための努力がどのように払われているか、こうしたことを十分説明することによってアジア経済に対する信頼回復のお手伝いをしたい。今御指摘になりましたような方向というのは、まさにその延長線上の問題だと思っております。
 そして、韓国の場合もそうでありましたけれども、インドネシアに対しても私がIMFとの枠組みが大事だということを強調しておりますのは、言いかえれば、IMFのスキームを維持するという約束がなされている限りにおいて、民間金融機関にそれだけの信頼性を持ってもらい、行動してもらえるということが一つのポイントだからであります。
 また、その意味では、今回公的資金による自己資本充実策を実行に移させていただきましたが、これはまさに金融の危機的な状況に対応して我が国における金融システムの安定化を図ることを目的としているものでありますけれども、同時に、これは金融機関の自己資本比率の向上を通じて、その資金供給能力の拡大というものは国内だけではなく外にも向かい得る、そうした要素も持つものだと私どもは考えております。

発言情報

speech_id: 114215261X00819980323_021

発言者: 橋本龍太郎

speaker_id: 24487

日付: 1998-03-23

院: 参議院

会議名: 予算委員会