岡部三郎の発言 (予算委員会)
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○岡部三郎君 次に、先ほど角田委員も質問されておりましたガイドラインの問題についてお尋ねをしたいと思います。
最近はこのガイドラインという言葉がいろんな方面に使われておりますが、ここで言うガイドラインは言うまでもなく日米防衛協力のための新たな指針についてでございます。
先日、ワシントンにありますブルッキングス研究所の主任研究員にマイク・モチヅキという人がおられますが、この方が来日をされまして、私もお会いをしました。彼はこういうことを言っておりました。日米間には認識のギャップが大きいが、また期待のギャップも大きいということでございます。これを私流に解釈しますと、こういうことじゃないかなと思うんです。
アメリカ人は日本人がアメリカのことを知っているほどには日本のことをよく知らない。これは当然といえば当然の話であります。日本は同盟国であるということは知っておる。それからまた、安保条約が結ばれているということも知っているかもしれない。しかし、その中身まで知っている人はほんのわずかである。したがって、何か事が起きたときに、日本は同盟国であるにもかかわらずこんなこともやってくれないのかといったような不満が国民の中から起きてきて、そのことが日米関係にも悪い影響を及ぼすおそれがある。期待が大きいだけに、落胆も大きくなる。
そういうことにならないように、これからは私の意見でありますが、平穏無事な今のうちから、先ほど防衛庁長官も言われましたけれども、憲法のもと、さらに言えば集団的自衛権は行使できないという解釈、これは政府が今とっておる解釈でありますから、そのもとで一体何ができて何ができないのかということを明らかにして、それで日米の役割分担というものをはっきりさせておくということが今必要である、それが今回新しくガイドラインを結ぶ意義ではないかと思うんですが、総理、いかがでしょうか。