阿部正俊の発言 (予算委員会)

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○阿部正俊君 ありがとうございました。
 それでは、もう時間も余りありませんので、最後に厚生大臣にお聞きしたいと思うのでございます。
 厚生大臣は本当にまなじりを決したようなお顔をしながら、これからのふえる医療費なりあるいは年金の財政なりというのを非常に深刻に受けとめられて頑張っておられるというふうに拝見しているわけでございます。確かに、医療サービスなりについてはまだまだコストの削減という点から見ても可能な部分というのはあるのかなと思います。
 その例として私なりに見ますと、例えば病院に行くときに持っていく被保険者証がございますけれども、依然として家族、被扶養者も含めて書いた紙切れ一枚ですね。ところが、今ああいう、米の何とか通帳じゃないわけでございますが、というようなことをやっているところはあるだろうか。銀行の預金にしてもどこにしてもみんなカードでやっている時代に、まだ被保険者証で紙に文字で書いてやっているところがあるだろうかなというふうな気がします。
 あわせて、いわゆるレセプトと言われる診療報酬の請求の仕組みがございます。これもいわば手書きを原則にしている状況ではないかなというように思うんです。実際は、病院で一回電算処理した上でもう一回アウトプットしてそれを審査機関に持っていって、そこでもう一回審査してまた電算処理してもとに戻すというようなことをやっているわけです。もっと隠れているかもしれませんけれども、この辺も事務コストとして決して無視できないんじゃないのかなと思うわけでございます。
 ただ、そうした削減ということだけでこれからの医療費が解決するとも思いません。となりますと、やはり先ほど総理が言われましたように、基本的な部分とそうでない部分とに分けまして、お互いで分け合っていく金の持ち方というのが要るのではないかな、こんなふうに思うわけです。例えばの話ですけれども、ホスピタルフィーに近いのかもしれませんけれども、お部屋代とかあるいはお食事代とか、個人でも、患者さんが素人でもわかる部分については御自分で持ってもらう、保険からは一定しか出さないけれども残りは御自分で持ってもらうとか……

発言情報

speech_id: 114215261X01619980406_037

発言者: 阿部正俊

speaker_id: 13814

日付: 1998-04-06

院: 参議院

会議名: 予算委員会