橋本龍太郎の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(橋本龍太郎君) 昨年夏以降、我が国経済を振り返りましたとき、アジア通貨の不安、金融市場の混乱、そして昨年秋の我が国における金融機関の経営破綻、こうしたものに伴いまして、家計あるいは企業の景況感の厳しさというものが非常に強まっていく中で、個人消費あるいは設備投資などに厳しい影響が出てまいりましたこと、そしてそれが本年に入りましてから発表されました各種の統計においても裏打ちをされました。
そうした状況の中で、政府としてこの景気を回復軌道に乗せ、そのための当面の対策として必要な内需拡大を目指しながら、同時に景気回復の足かせとなっております不良債権の処理というものに本質的に取り組もう、さらに構造改革も見据える中におきまして総合経済対策を策定いたしました。
議員が御指摘になりましたように、それぞれの市場あるいは各国の市場においてはさまざまな動きがございますこと、当然のことながら関心を持ち、注意を払いながら見守っておりますけれども、市場の動向というものを私どもから云々することはできません。
そうした中で、確かに御指摘のようにさまざまな現象が起きております。しかし、こうしたものを既にある意味では、今回の総合対策を考えていきます中で、基本的に不良債権の処理に取り組まなければならないということ、こうした問題点をある意味では浮き彫りにいたしている点があると思っております。
これは我々として、今補正予算の御審議を願っておるさなかでありますけれども、財政面、金融面からの施策など、当面の対応とともに基本的なこうした問題に取り組むことにより、我が国経済を次第に順調な回復軌道に乗せていく、そのための努力を今後も続けてまいらなければなりません。