澤田陽太郎の発言 (労働・社会政策委員会)
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○政府委員(澤田陽太郎君) 高齢化が進展いたします中で、この退職金制度は労働者の老後生活を経済的に支える重要な役割を担っております。したがいまして、中退金制度といたしては、確実に退職金が支給されるように安定した制度運営を行うことがまずもって求められております。
そうした中で、近年の金利情勢、著しく低い水準で推移しております。この結果、平成八年度におきましては、中退金制度の資産運用利回り三・八四%と、予定運用利回り四・五%を実際大きく下回る状況になっております。
また、単年度収支も平成四年度以来赤字になっておりまして、累積の支払い準備金積立不足、これも一千百億円余を迎える大変厳しい財政状況になっております。
加えまして、今後の金利動向、予想は大変難しいわけでありますが、急激に金利が上がるということはなかなか見通しがたいのではないかというように私ども判断しておりまして、制度の安定的な運営を図る上では、この際、まことに残念ではありますが、予定運用利回りを下げることを御提案申し上げている次第でございます。