西川太一郎の発言 (商工委員会)
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○西川(太)委員 食い下がって恐縮でございますけれども、今の長官の御説明を伺っても、デフレスパイラルを認められるとどういうマイナスがあるのか、その辺は定かでありませんけれども、しかし、実体経済と接触面をかなり持っている我々議員の感覚的なものからいえば、少なくとも失業者はふえている。これは企業の収益、売上高、両方とも減っていることは間違いない。だから倒産件数も多い、賃上げも凍結状態である。勤労者階級の消費性向も落ちている。前年度の七三%ぐらいしかないとかいう統計もありました。だから、そういうのを見てくると、やはり経済は小さく小さく、縮小過程に入っているのじゃないか。
それで、なぜこれにこだわるかというと、メンツの問題でも何でもなくて、どこが悪いのかということを正しく診断することが正しい治療法の根本になることは、医学の例を引くまでもないわけですね。だから、我が国経済が生き物であるというならば、そのどこが今おかしいのか、どこをどういうふうに治療するのか、これは経済企画庁が診断書を書く責任があるし、堺屋大臣が今話題になっているのは、著名人である、評論家であり作家である先生が大臣になられたということは世間のおもしろおかしく言う人たちの話であって、私どもは、堺屋先生ならば日ごろの持論から今までの役所の壁を破って、日本の今一番いけない病巣はここなんだ、そしてこういうふうに治そうというお気持ちを持っていただけると思うので、私、ふだんはもっと意地悪な質問をするのですけれども、きょうは素直に伺っているのですよ。
だからその点、くどいようですけれども、私の素人的感覚では、やはりもうこれはデフレのスパイラルだ、こう思うのですが、もう一度ひとつそこのところを。くどいようですが。