西村六善の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○政府委員(西村六善君) 橋本・エリツィン・プランの内容につきまして御説明をさせていただきます。
 橋本・エリツィン・プランと申しますものは、日本とロシアの間におきまして経済協力あるいはその他の広い意味での経済面の協力を推進するための一つの枠組みでございます。七つの柱を持っておりまして、全体といたしまして、我が国からロシアに対する協力、それに対しますロシア側の受け入れ体制、それからロシアと日本との同レベルにおける協力といったようなものを推進するための基本的な合意の枠組みを構成するものでございます。
 第一の柱は、投資協力イニシアチブと称するものでございまして、日本からロシアに対しまして投資を促進するためのいろいろな手段、措置を講ずるように努力するということを合意しているわけでございます。具体的に申しますと、投資保護協定を現在ロシア側と交渉している最中でございますけれども、一つにはそういったものが大きな柱でございます。さらに、科学技術センターを通じまして、国際科学技術センターというものがございまして、そこにおきましてロシアのソ連時代において開発をしてきた科学技術を民生のために活用する仕組みをつくっているわけでございますけれども、そういった側面における日ロ間の協力といったようなことを掲げております。
 第二に、ロシア経済の国際経済体制への統合の促進という柱を立てているわけでございますけれども、これは、ロシアが貿易、投資などを通じましてロシア国内の諸制度を国際的なスタンダードといいましょうか基準に近づけるために日本がロシアと一緒になって協力をするという基本的な考え方でございまして、例えばWTOにロシアが参加するに際してそのための条件についてノウハウを提供したり協力したりするといったようなことを内容といたしております。
 三番目に、改革支援の問題でございますけれども、ロシアは、一九九一年にソ連の体制から現在のロシアの体制に変わったわけでございますけれども、それに伴いまして経済改革を諸般の分野において行っているわけでございますけれども、そういう改革を支援するために、具体的に主として技術支援でございますけれども、市場経済、中小企業の育成それから個別のインフラストラクチャーの分野の近代化といったようなものに協力をするものでございます。
 四番目といたしまして、企業経営者の養成計画に対する協力がございます。ロシアは、現代的な市場経済を推進するために企業経営者が非常に不足しているわけでございまして、五千人の企業経営者を二年間で養成するという大きな計画を持っているわけでございますけれども、それに対する協力を柱として掲げているわけでございます。
 五番目に、エネルギーの対話でございますが、エネルギーの将来的な可能性、それから日本とロシアにおける協力の可能性につきまして具体的な対話をするということにいたしておりまして、政府間でそれを行っております。
 最後の二つは、科学技術の関係、原子力の関係でございますけれども、原子力の平和利用のための協力がうたわれております。
 最後の七番目は、日本とロシアの間におきまして宇宙協力についても協力をしていこうということになっておりまして、その分野の協力について言及しているものでございます。

発言情報

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発言者: 西村六善

speaker_id: 23044

日付: 1998-10-02

院: 参議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会