天野定功の発言 (交通・情報通信委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○政府委員(天野定功君) お答え申し上げます。
 近年、インターネットが爆発的に普及しておりまして、利用者の利便性は非常に向上しているわけでございますが、他方、先生ただいま御指摘のように、インターネットの不正な利用によるトラブルが大きな社会問題になっております。私ども通信の主管庁である郵政省といたしましては、こうしたいわゆる情報通信社会の影の部分に対しまして適切に対処しまして、インターネットを利用される方々が安心して生活できるよう、その利用環境の整備を図ることは非常に重要な課題であると認識しておりまして今取り組んでいるわけであります。
 まず、具体的な取り組み状況につきまして、わいせつ情報など違法あるいは有害な情報の流通に対しましては、昨年来、学者を初めとする有識者の参加を得ました研究会の報告書がございます。本年二月には、それを受けましてインターネットのサービスを提供するいわゆるプロバイダーの皆さんが加盟する事業者団体におきまして自主規制のガイドラインを策定いたしました。また、未成年者に有害な情報を見せないようにするいわゆるフィルタリング技術につきましては、現在横浜市の協力を得まして研究開発を行っているところであります。
 次に、不正アクセスの問題でありますけれども、ネットワークに対する不正なアクセスの行為を防止するために、私どもとしましては法制度の整備に向けて今検討を進めているところでございます。この法整備に当たりましては、国際協調に配意をいたしまして、関係省庁とも十分連絡、連携をとってまいりたいと考えております。
 また、不正アクセスを防止するためには、ネットワーク上での不正アクセスの発信源を追跡するなどの技術の開発も必要でございまして、平成十一年度の予算要求を行ったところでございます。
 最後に、プライバシーの問題でございますけれども、平成三年に電気通信事業における個人情報保護に関するガイドラインが策定されております。ここでは事業者がこれに従った取り扱いを行うよう指導してきているところでございますが、近年インターネットなどの新しいサービスが登場して、それに伴いましてプライバシーの侵害のおそれも増大していることにかんがみまして、現在このガイドラインを有識者の方々にお願いしまして見直しを行っているところでございます。
 郵政省といたしましては、今後とも、インターネットの健全な発展と利便性の向上のため幅広く検討を行い、取り組んでまいりたいと考えております。

発言情報

speech_id: 114314197X00319980922_018

発言者: 天野定功

speaker_id: 8888

日付: 1998-09-22

院: 参議院

会議名: 交通・情報通信委員会