青江茂の発言 (科学技術委員会)

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○青江政府委員 ITERの現状等につきまして、事実関係についての御質問がございましたので、私の方から補足的に御説明をさせていただきたいと思います。
 まず、ITERの方の現状でございますけれども、御案内のとおり、一九九二年から六カ年にわたりまして工学設計活動というものを継続をしてまいったその結果といたしまして、昨年の七月の段階でもちまして詳細設計書というものができ上がってございまして、それに加えまして、その関連RアンドDというものも進めてまいりました。主要な機器の試作、システム試験、こういったものも行われてございまして、そういう経過を踏まえまして、言ってみればITERという実験炉、ハードウエアそのものはできるというめどが立ったところまで行ったわけでございます。
 ところが、その際におきましての所要資金というのが附帯施設を含めまして約一兆円というふうに見込まれてございまして、一兆円という資金需要に対しまして、各国財政事情等がございまして、四極ともに、ITERという実験炉を建設しようというふうな、建設への具体的な動きというものが生ずることがなかったわけでございます。
 そういう状況を踏まえまして、一兆円といういわゆる資金需要の規模に対しまして約半額、五千億程度の規模でもちましてITERの目的というものができないだろうかということで、設計というものをさらに見直していく、いわゆるローコストオプションというものを追求してみようじゃないかということでもちまして、四極での議論が整理をされまして合意に至ったわけでございます。その段階におきまして、米国がやはり一年を超えてのITERへの参加というのはできないということに相なったわけでございますけれども、その後、米国を除きました三極におきましても、ITER工学設計活動というのを続けようではないか、続けることが大変重要な意義があるということでもちまして合意が成りまして、今継続途上にあるという段階にございます。

発言情報

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発言者: 青江茂

speaker_id: 19403

日付: 1999-02-09

院: 衆議院

会議名: 科学技術委員会