恒松制治の発言 (行政改革に関する特別委員会公聴会)

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○恒松公述人 大変難しい問題でございまして、今西尾公述人も言われましたように、分権推進委員会でもまだこれからの取り組みの問題になっているようでございます。
 私は、確かに、地方団体がいろいろな行政事務をやる場合に、自主財源を強化するということは非常に必要なことだと思いますけれども、一つは、今国税で取っておりますところの税の一部を地方団体に移すという、言いかえれば、税源の配分の問題が一つあります。それからもう一つは、その税を自主的に徴収することができるかどうかという自主性の問題がございます。
 この点は、便宜上から申しますと、国が税金、例えば所得税なら所得税を取りまして、それの何%という形でやった方が一番簡単であります。しかし、それで自主性というのが保たれるのかという議論になりますと、これは大変、もっと議論を詰めなきゃならない問題だと思います。
 それから、よくいろいろ批判されますのに、地方団体は、中央、地方の総行政事務量の六五%を分担しているにもかかわらず、税の方は三五%しかない、これはおかしいじゃないかと言われますけれども、それは確かにおかしいんです。その場合に、私は、先ほどもちょっと申しましたけれども、それは、地方団体のやる分野といいますか、分担する分野は少し大き過ぎるという判断も考えてもいいのであって、税金の配分が三五%だったら三五%の行政事務量をやればいいではないかという考え方も、一方にはあるわけでございます。
 言いかえれば、どれだけの権限を持つかということより、その権限をどれだけ自主性を持って運営することができるか、そういう点で財源の問題はもう一遍考え直してみる必要があるのではないかというふうに思っております。

発言情報

speech_id: 114504279X00119990607_016

発言者: 恒松制治

speaker_id: 12396

日付: 1999-06-07

院: 衆議院

会議名: 行政改革に関する特別委員会公聴会