佐々木秀典の発言 (内閣委員会公聴会)
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○佐々木(秀)委員 つまり、これがベストだとお考えになっていらっしゃる。
そうすると、先生としては、これからもずっとこれが変わらずに、国旗として、国歌としてあり続けることが望ましいとお考えになっていらっしゃるわけですね。
だとすると、日本ではいつから国旗になったのかということは、山住先生の御意見のようにいろいろありますけれども、とにもかくにも国旗・国歌として用いられ、国民の間で、戦争中などは徹底的に私どもはそう思ってきた。それがずっと続いてきた中で、これを法律で決めようとしたことは、昭和の初期に一回だけあった。衆議院で通ったけれども、貴族院で廃案になった、それ一回こっきりなんですよ。戦前も戦後も法律化しようとしたことは全然ないんですよ。そして、その法的根拠は、先生がさっき言われたように、慣習あるいは慣習法によるのではないかということだった、こういうわけですね。
そうすると、さっきも同僚の委員からお話があったように、これを法律化すれば、法律が変わると変えられるんですよ。廃止することもできるのですよ。これは、先生のお考えにとって望ましいことではなくなってしまうのではないでしょうか。
そして、本来だったら、これが戦前法律化されていたとすれば、戦争が終わって新しい憲法ができた、天皇大権を認めていた明治憲法がなくなった、新しい憲法ができたときに、恐らく、日の丸・君が代、少なくとも君が代については国歌を廃止されたのじゃないかと私は思うのですよ。それがされなかったというのは、私は、法制化されていなかったんだろうと思うのです。
そうすると、このことを法律化するということは、さっきもお話が出たように、時の権力が変わり、あるいは法律が変えられた場合にはなくなるということになる。これは、百地先生のお気持ちと変わることになりやしませんか。
だから、そのことについては、むしろ慣習法とすべきだ、イギリスなんかを見なさいという、かつて保守政治家の中での大長老がそういう御意見を言ったということも私は聞いている。
この辺、どう思いますか。