伊藤公介の発言 (予算委員会)
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○伊藤(公)委員 自由民主党の伊藤公介でございます。
ことしは、この国会の総理演説から始まって、千年単位の大きな時代の転換のときだ、こういう皆さんのスピーチが続いてまいりました。私は、その千年単位の大きな歴史の転換期の、しかも予算委員会の初日にこの国の総理大臣に考え方を聞くことができることを大変光栄に思っています。それは、これから何年かたって、あの時代に何をこの国のトップリーダーは考えていたか、総理大臣は将来に対してどのような考え方を持っていたか、そのことを振り返るときがきっと来ると思うからであります。その歴史の一ページに今自分が立たせていただいていることを思いますと、大変胸の高まる思いであります。
海が静かなときはだれでもかじをとることはできますが、今日本はそんなに波静かなときではないと思います。だからこそ、だからこそかじ取りをする人の責任は重いし、またそれだけのやりがいがあるのではないか、そう考えているわけであります。
私たちは、この二十世紀を振り返って、それは革命があった時代だ、あるいは二つの大きな不幸な戦争もありました。しかし、私たちは、このわずか百年の間に人口が大きく膨れて、二十世紀の初頭には十六億人であった人口が、今や五十九億になりました。そしてその間に、日本経済は四十年間に四十五倍の経済成長を遂げ、現在、日本人のGNPは、モザンビークの六百倍、中国の五十倍、ロシアの十一倍、アメリカの一・二倍ということであります。しかし、この二十世紀最後の十年で、私たちは突然、経済の失速をいたしました。
しかし、私たちは、過去さまざまな時代、困難な時代がありましたけれども、その時代時代に国民の英知を結集して、常にその困難な時代を力強く乗り切ってきたと思います。そして、その時代時代に、私たちの先輩たちは常に志を高く持って、国民の皆さんに強く呼びかけ、国民とともに新しい時代を切り開いてきたと思います。
そこで私は、一言、総理大臣に、二十一世紀に向かって、日本の二十一世紀のキーワードは何ですか。一言で言うのはなかなか難しいことでございますが、商品を売るときには、その商品のネーミングをたくさんつけることはありません。すかっとさわやか何々とか。自分がこういうことをこの国の将来にやりたいという一点で、コピーライターというのは、この国の将来をこのようにかじ取りをしていくというときには一つのキーワードがあっていいと私は思います。まず総理大臣から、二十一世紀、日本のキーワードは何か、伺いたいと思います。