甘利明の発言 (予算委員会)
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○甘利国務大臣 百万人の雇用創出、そして安定という二文字がつくのでありますけれども、この話はもともと、政労使雇用対策会議の席で労使から強い要望でいただきました。こういう雇用不安を抱えているときには、具体的な目標数値を掲げてそれに取り組むという姿勢がむしろ安心感として社会にいいインパクトを与える、だから、とにかく具体的な数字を掲げよという強い要望を労使からいただきました。私もその姿勢に関してはそのとおりだと思いましたが、実は、政府部内で議論がございました。
経企庁といろいろ話を詰めましたときに、具体的な数字がきちんと算定できない限り、百万という数字は掲げられないということでありました。しかし、私は、政労使雇用対策会議で考え方も一致したことでもありますし、それに向かって努力をするという姿勢は政府として大事じゃないかということで、さんざんやり合ったわけであります。
ならば、具体的にはじける数字はどうなんだ。この緊急経済対策のGDP押し上げ効果が雇用にはね返るいわゆる雇用弾性値ではじきますと、三十数万人である。それ以外に、労働省がやっております雇用活性化総合プランの中で踏み込んだ政策としては、雇用を維持することから、雇用をつくり出すということまで踏み込んだ政策を掲げておりまして、この雇用創出効果が六、七万人ある。両方で三十七万人ぐらいの雇用創出効果はすぐにはじける。それ以外については、まだプラスアルファで具体的な算定根拠が成り立たない。では、三十七万人の雇用創出ということで掲げますかと、いかにもみみっちい話になります。
そこで、労働省といたしましては、ほうっておけば雇用が失われてしまう、その部分をほうっておかないで、雇用を失わせることを食いとめる、つまり雇用維持効果ということも今回の雇用活性化総合プランの中でかなり積極的に盛り込んでありますから、そうすると、百万人の雇用創出と、それから安定という言葉も含めて、百万人の目標は達成できるんじゃないだろうか。それ以外に、この経済対策が進んでいく中で新規雇用の創出効果もいろいろ出てくるのではないか。それはプラスアルファとして置いておいて、百万人の雇用の創出と安定ということでとにかく政府としての姿勢を示しましょうということで、政労使の意向をしっかりくみ上げたということでございます。