甘利明の発言 (労働委員会)
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○甘利国務大臣 御指摘のとおり、失業率は〇・二改善をしましたけれども、実は、これは手放しでは喜べない中身でありまして、臨時雇用がふえて常用雇用は伸び悩む、むしろ減っているという状況でありますから、常用雇用をしっかりと拡大をして失業率を下げていかなければならないというふうに思っております。
また、有効求人倍率は〇・四六、これは今までで一番悪い数字であります。もちろん、これも分析をしますといろいろな要素がありまして、ただ単に悲観的な要素だけではないんでありますけれども、いずれにしても数字が落ちているのは事実であります。
そして、先生御指摘のとおり、いわゆる需要不足による失業よりも構造的要因による失業の方がはるかに多い。これは、従来からそういう要素はあるんでありますけれども、現在も御指摘のとおりの数字で構造的失業要因が多くなっている。この原因は、要するに各種ミスマッチであります。特に、経済社会構造が大きく変化をしてきておりまして、国際的な潮流もありますし、少子・高齢化という社会現象もあり、あるいは大きな原因として産業構造が大転換をしているさなかにあります。
求職者にしてみても、従来の職業能力では新しい需要をカバーできないという部分があります。今や、再就職をしていく際には、情報機器を駆使するというのは最低限の、昔でいえば読み書きそろばんの能力であるというふうにも言われておりますし、そういう新しい産業構造に経営資源としての人材の能力が追いついていかない、あるいはまだ準備不足であるという部分もあろうかと思います。あるいは、現在は特に中高年の失業が深刻でありますけれども、受け皿側に日本の従来の雇用慣行に関連をして年齢要件が障害になっているとかいう部分もありますし、各種ミスマッチ要因で構造的失業部分のかなりを占めているということであろうと思いますし、それぞれの要因への対処策として各種施策を今講じているところでございます。