山田昌弘の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(山田昌弘君) 清水先生がおっしゃったように、今の若い人も役割分業で経済力を高めようという夢にとらわれ続けている人がまだ多いというふうにお答えしておきたいと思います。
 それはなぜかというと、多分、高度成長期は夫がサラリーマン、妻が専業主婦で、徐々に生活が豊かになっていくという実感がある家庭で実際に育っているからだというふうに思われます。そして、今の経済状況ですので、結婚して二人で生活をすると豊かさを失ってしまう。つまり、今の若者は今の豊かさを失いたくないという後ろ向きの欲求というものがまず前面に出てきているのではないかと思います。
 という状況であるならば、とりあえず夫婦共働きで家事と育児を分担してそこそこの豊かさを保障することによって、各自が豊かさ以外の目標と言ったらいいんでしょうか、もちろん仕事をやりたい人は仕事をやっていいんだと思いますし、マイホームをつくりたい人はマイホーム、ボランティア活動をやりたい人はボランティア活動ということで各自の夢を抱けばいいと思います。そのためには、今の豊かさを失いたくないという不安というものをひとつ解消しなくてはなかなか新しい生活には踏み込めないのではないかという気がいたします。

発言情報

speech_id: 114514324X00519990416_013

発言者: 山田昌弘

speaker_id: 27219

日付: 1999-04-16

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会