長峯基の発言 (農林水産委員会)

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○長峯基君 おはようございます。自由民主党の長峯基でございます。
 私は、農業県といいますか、食料供給県といいますか、宮崎県の出身でございますけれども、この食料・農業・農村基本法を何度か読ませていただきました。大変よくできているというふうに評価したいと思います。三十七年を経まして時代も大分変わってまいりました。このような基本法ができたこと、そしてこの法律に基づいて十分な政策を実行していただく、そのことが私は非常に大事ではないかと思っております。
 三十分の時間でございますから、何点かに絞って御質問申し上げたいと思います。
 たまたまきょうは農業新聞の一面で、日本型食生活という記事が出ておりました。ちょうど私が質問しようと思ったことが書いてございますのでタイムリーだなと思ったのでございますが、まず食料自給率について違った角度から大臣に御質問したいと思っております。
 ただいま仙台あるいは福岡における公聴会のお話がございました。今、国民がひとしく食料自給率について心配をいたしておりますけれども、私はこの四一%という自給率を考える前に、いま一度私たちの食生活について国民全員が反省も含めて考えてみることがあるだろうと思っております。
 私は、昭和十六年の生まれでございますから、ちょうど戦争の前後、大変貧しい生活を送りました。食生活が大変苦しい時代でございました。大臣はたしか二十八年、ちょうど私と一回り違うわけですね。お若いのに大したものだと思います。大臣がお生まれになって物心ついたころは多少貧しかったかもしれないけれども、中学校、高校とだんだん豊かになった時代だと思います。
 それで、当時はもったいないという言葉を私は、おやじやおふくろ、じいちゃん、ばあちゃんから、とにかく物を大事にしろ、御飯を残してもったいないことをするなという盛んな教育を受けましたので、今の飽食の時代、例えばパーティーが毎晩のようにありますが、あるホテルの支配人に聞いてみましたところ、三〇%から四〇%が捨てられるそうでございます。こんなぜいたくな国民があるだろうか。我々の世代、終戦前後に生きた世代は、今のこの日本の飽食というのはまことにもったいないという気がしてなりません。
 それで、食料自給率についてちょっとお伺いいたします。
 昨年の農業新聞でも出ておりましたし、これは農林省の発表だそうでございますが、まず朝食を和食にする。御飯にみそ汁にホウレンソウのおひたしに焼き魚、納豆。単身赴任の生活をしておりますとこんなごちそうの朝食は到底食べられませんけれども、これで食料自給率が五六%、熱量が五百六十一キロカロリーだそうでございます。洋食のトーストパン、ソーセージ、オムレツ、牛乳、野菜サラダ、これで熱量が五百五十五キロカロリー、自給率がわずかに一四%でございます。大変おもしろいデータだなと思うのであります。
 それから、先ほどお話を申し上げました食べ残し、昨年の農業白書では、日本の家庭から出る食べ残しは年間三百四十万トン、これは六百五十五万人分、香港の全人口を一年間養える量であるというふうに農業白書に書いてございます。
 日本型食生活、和食への勧めと同時に食べ残しのぜいたく、この二つを何らかの形で、厚生省あるいは農林省、文部省等の御努力で少し日本人の考え方を変えていくだけでも私は食料の自給率は五〇%にすぐ行くのではないかなと、こういう感じがしておるのでありますけれども、大臣の御所見を伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 長峯基

speaker_id: 31979

日付: 1999-06-29

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会