長峯基の発言 (農林水産委員会)
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○長峯基君 農林省はぜひ積極的に文部省と話し合ってお進めいただきたいと思います。時間がございませんので御答弁は結構でございます。
次に、理事会の御了解を得まして、宮崎県でウッドピア諸塚という「二十一世紀に架ける国土保全奨励制度」、多少宣伝になりますけれども、きのう、おととい刷り上がったそうでございますので、ごらんをいただきたいと思います。
この十一ページに「国土保全を支える担い手の確保」というのがございます。実は、この法律では第三条「多面的機能の発揮」というふうになっておりますが、この多面的機能を国土保全奨励制度で宮崎県では今実施をいたしております。
諸塚村というのがございます。ウッドピアというのは、ウッドというのは森、ユートピアのピア、理想郷、合成語でございますけれども、森林理想郷、ウッドピア諸塚という、これは国土保全森林作業隊という名前で最初スタートいたしました。
諸塚村というのは、九州の背骨にある山林、村の面積の九五%が森林でございますけれども、総人口が昭和三十五年のピーク時には八千四十八人でございましたが、現在は八十八の集落、二千四百五十九人、ほとんど高齢者でございます、これはどこの県でもこういう過疎地域があると思いますけれども。ここで財団法人ウッドピア諸塚、諸塚村と諸塚村の森林組合、それから日向JAの三者がお金を出し合いまして、第三セクター方式でございます。
これはおもしろいなと思いますのは、今、職員が二十五名、平均年齢が二十七・四歳でございますけれども、平成十七年度までに三十名を目標としてウッドピア諸塚というのが計画されております。
この財団法人の事業内容でございますが、例えば森林の適正管理、造林、育林、間伐、それから森林の管理道の整備、公園・集落環境の整備、あるいは新規農林産物の開発、ハーブ園をやったりシイタケの栽培をしたり、それから畜産振興センターの管理運営、こういうことをやるわけでございます。つまり、若い人をここで採用して、定年までちゃんと給料も払います、退職金も出します、年金も上げますと。そのかわりこの村のために、ここの場合は林業でございますが、村をしっかり守ってくださいよ、こういう第三セクターでございます。
農山村の振興というふうなことがこの法律でも言われておりますが、つまり人がいるということが非常に大事なんです。山村に人が定住するということが基本的に一番大事なんです。どんなに農産物で所得を上げようとしても中山間地では条件が悪い。そこで中山間地の所得補償も出てくるんだろうと思いますが、お金を上げるからそれでいいじゃないかという発想では、生活保護をするから農山村に住みなさいと言ってもそれは無理なんです。
ですから、若い人が定住する、そういう制度をつくるということは私は非常に大事だと思っておりまして、このような例が全国いろいろあると思うのでありますけれども、この宮崎県の諸塚村で試みられております国土保全を支える担い手の確保、約三十名を目標に今そういう基金をつくりましてやっているわけでございますが、林野庁としてどのような評価をしておるか。
実は、御存じのとおり宮崎県の松形知事、八十一歳で今度六期目の挑戦でございますけれども、元林野庁長官、私も県議会議員を十六年しましたが徹底して林野行政についてはたたき込まれました。いかに山が大事であるかということです。もう釈迦に説法でございますからそのことには触れませんけれども、しかしこの試みは、今二十五人の隊員というか、若い人たちで非常に意欲的に使命感を持って頑張っております。こういう若い人たちを各町村で育てていくということは将来の二十一世紀の山村の担い手としてすばらしいシステムだと私は思うのでありますけれども、長官の御見解を伺っておきたいと思います。