加納時男の発言 (経済・産業委員会)
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○加納時男君 ありがとうございました。
今のお話に関連して質問させていただきたいと思います。
先ほど秋元参考人から非常に大事な御指摘があったと思います。今回まことに違法なけしからぬ事故は起こったけれども、その根底にあるものを幾つか分析されておられました。結論として、規制の強化、これは必要である、ただし規制をどこまでも強化していっても、過剰規制といいますか、作業員の後ろに全部一人ずつ役人がついて見る、これは漫画みたいな話でございます。そういうことは私は不可能だし、秋元参考人がおっしゃったとおり、むしろ過剰規制によって規制だけ守っていればいいんだというように上っ面だけ流れたら大変なことになります。大切なことは、モラルが喪失されてはいけない。安全文化といいますか、セーフティーカルチャーが根本になければいけない。そういう意味で、自主保安が何よりも大事だということは秋元参考人のお話で強く感じました。そのことが前田さんが今おっしゃった究極的には自主保安につながってくると思います。
そういう点で伺いたいと思いますが、まず前田参考人に伺いたいと思います。
今のお話の中で、ニュークリアセイフティーネットワークというお話が出ました。これはチェルノブイリであの起こってはならない大災害が現実に起こった後、マーシャル卿の提案で、世界の原子力発電事業者が上下の関係、上から下を見てチェックするというのではなくて、同じ目線で、同じ仕事をやっている仲間の目でフレンドリーに見て、チェックをしてアドバイスをしていこうという、これは非常に成功した話で、それをWANOというコンセプトを今回のジェー・シー・オーの事故にかんがみて、日本版WANOといいますか、原子力発電だけじゃなくて原子燃料の加工の会社も含め、原子燃料サイクル全体を通じてセーフティーネットワークの輪をつくっていこう。当然のことながら、そこでは仲間としてのチェック、ピアレビューというのが中心となると思うのでございますが、これについて今どこまで例えば日本版WANOは進んでいるのか。
それから、先ほど秋元さんのお話の中で、昨日、原子燃料加工をやっている会社の世界の会合があった、準備会があったということですけれども、例えばフランスのコジェマですとか、イギリスのBNFLですとか、アメリカのGEだとか、そういったところも参加しているのかどうか。そして、これはどんなふうに進んでいくのか。
あえて言わせていただくと、こういう動きと前田さんが言われた動きと私は同じ根っこだと思うんですけれども、全体としてどのような連携を持ちながら、原子燃料加工事業のセーフティーネットとそれからニュークリア全体のセーフティーネットが前へ行くのだろうか。現状とこれからのスケジュール、それから課題等について前田参考人、秋元参考人からお話をいただければと思います。