中須勇雄の発言 (農林水産委員会)
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○政府参考人(中須勇雄君) 私ども、北海道庁から受けている報告によりますれば、北海道の太平洋沖で操業する中国漁船、主としてアカイカを目的としたイカ釣り漁船というものが大宗を占めているわけでございますが、これがしけの際、緊急避難ということで我が国の沿岸に近づいてくる。その際、北海道の漁業者の敷設してある漁具に被害を与えたと思われる事故が多発しているという状況にございます。もちろん従来からもゼロだったわけではございませんが、韓国漁船が特に操業が縮小されたことし、大変目立つわけでありまして、九月から十二月現在まで受けている報告では、件数にして六十八の漁具について被害が生じ、金額では一億円を超えるというふうに承知をしております。
これに対する対策ということでございますが、一つは、このような中国漁船による漁具被害につきましては、日中間の民間レベルで協議機関が設けられておりまして、損害賠償等について話し合う、そういう仕組みがございます。ただ、いろいろな案件を聞いてみますと、どのような中国漁船がそういう被害をもたらしたかということが判明していない例が多うございます。したがいまして、こういう場に持ち出して議論をしても、なかなか早急な解決が難しいというふうな問題はあろうかと思います。
しかし、政府としてはこういった協議で適切な結論が出るようにできる限りの努力をいたしたいと思いますし、そもそもは、緊急避難時といえどもルールを守った避難の仕方があるはずでございまして、そういうことにつきまして中国側に強く申し入れをしたいというふうに思っております。
なお、このほか、いささか小さい話でございますが、漁具被害防止のための漁業者の自衛活動等に対する助成、あるいは国等が助成をしてつくられました基金がございまして、被害を受けた方々に漁具の再取得費というものについて低利の資金を貸すというふうな仕組みもございますので、こういうものの活用についても団体を指導してまいりたい、こんなふうに考えております。