宮島大典の発言 (安全保障委員会)

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○宮島委員 おはようございます。自由民主党の宮島大典でございます。
 ただいまから、国家の安全保障に関する件について、幾つかの点について順次質問をさせていただきたいと思います。
 初めて委員会室でこういう形式での質問でございまして、何か私の方が詰問をされるのじゃないかというふうな圧迫感を感じますけれども、落ちついて進めさせていただきたいと思います。
 まず最初に、在日米軍駐留経費にかかわる問題について質問をさせていただきたいと思います。
 このたび在日米軍駐留経費の日本側負担、いわゆる思いやり予算に関する特別協定についてまたクローズアップをされております。これは、言うまでもなく、来年三月にこの特別協定が期限切れになる、そのことに伴っての議論というものがスタートをしたというふうに思うわけでございます。
 まず、この思いやり予算ということにつきまして、私、質問をさせていただきたいと思います。
 これは、改めて申すまでもなく、この日本負担というものは、もともとは日米地位協定に基づく基地用地の借り上げ料が中心だったものというふうに存じますが、一九七八年当時に日本の物価や賃金が上昇しまして、アメリカの財政状況が悪化したため、その年から基地の従業員の労務費、これの一部肩がわり等を日本側が持つようになった。特に、そのときに、当時の金丸信防衛庁長官が、思いやりをもって対処すべき問題というふうに御説明をされたことから思いやり予算と呼ばれてきたというふうにお聞きをいたしております。
 しかしながら、この議論が進む中で、このいわゆる思いやり予算という呼び方についても今回いろいろ議論が起こっているように感じるわけであります。
 米国内では、決してこの予算について思いやり予算と呼ばれたことはないということでございまして、施設改善プログラムというふうに呼ばれているというような事実があるようでございます。あるいは、フォーリー在日米大使が、米軍の受け入れ国支援、いわゆるホスト・ネーション・サポートといたしまして、安全保障の同盟に極めて重要な要素だというふうに位置づけられているというふうに主張をされているわけであります。
 このことを受けて、私思いますに、やはり思いやりというふうな、いわば若干あいまいさがあるということが、これまでの問題点を何となく助長している部分があるんじゃないかなというふうに感ずるわけであります。
 この予算につきましては、今申すまでもなく、我が国の財政が逼迫をしている中で、これからどうやってこの予算を位置づけていくかという問題があろうかと思うわけであります。しかし、そのときに、ややもすれば、国民からすれば、思いやりをもって米軍のいろいろな施設に提供をするということについての感情的な部分というものが若干出てくるのではないかなというふうに思うわけであります。感情的な部分については極力回避をし、抑えていくべきだというふうに感じるわけでありますけれども、そのためにも、この予算というものが、やはり日米そしてまたひいては我が国の安全保障にかかわる重要な予算であるというふうに位置づけていかなければならないのではないかなというふうに思います。
 政府の中では、今日では、この思いやりという言葉は若干誤解を招くということで、その呼称は控えられるというふうにお聞きをいたしております。しかし、この際でありますから、この思いやりという言葉についてピリオドを打つべきではないかなというような感じもいたしておりますけれども、そのことについて御見解をいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 宮島大典

speaker_id: 22882

日付: 2000-02-24

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会