杉浦正健の発言 (憲法調査会)

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○杉浦委員 自由民主党の杉浦でございます。御指名をいただきましてありがとうございました。
 参考人の方々の、多くの専門家の方々の御陳述を拝聴し改めて感じましたことの一つは、資料としてちょうだいいたしましたが、非常に大部なものでございますけれども、政府に設置されました憲法調査会、残念ながら国会ではございませんでしたが、あの調査会で詳細に御調査をされた内容とほぼ一致していると申しますか、制定の経緯、問題点が調べ尽くされているということを発見いたしまして、改めまして、あの政府憲法調査会にかかわられた方々の御努力のほどをしのんだわけでございます。
 温故知新という言葉がございますが、それらの先人の努力、それからこのたびの参考人の御意見陳述、そしてそれにまつわる質疑を詳しく拝聴いたしておりまして、先ほど保岡興治先生あるいは葉梨筆頭からお話がございましたように、将来、我々がこの憲法について調査をし尽くした上で、改正を要するさまざまな問題点も浮かび上がってきたように思います。
 この新憲法の制定当時に反対をされた共産党さんが今は護憲の立場に回っておられるということも、これは歴史の皮肉でございますが、あの憲法調査会の調査結果が国会で取り上げられずにそのまま日の目を見なかった。改めてこの調査会で調査が始まって、将来を目指していくというのも、やはり大きな時代の転換というものを示すのではないかとも思うのでございます。
 若干感想を申させていただきましたが、当調査会におきまして、将来に向かって日本の国家社会のあり方はいかにあるべきかということを見据えて、我々が考えていく出発点を多くの参考人の質疑の中からちょうだいしたのではないかと思っておる次第でございます。
 先日、自民党の憲法調査会、私は副会長を仰せつかっておりますが、その席上で、早急に自民党としての憲法改正草案の検討を行うべきではないかということを申させていただきました。これから本調査会におけるさまざまな調査、検討と並行して、各党各会派あるいは個人で、日本の将来に向かって前向きの検討が進められ、中曽根元総理が先日おっしゃったように、できるだけ早い機会に国会として、新しい、創憲ともいうべき、二十一世紀以降の日本の将来を目指す憲法の制定に等しい作業が開始されることを心から願い、委員の一人として今後とも努力していきたいと存じておる次第でございます。
 会長、ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 杉浦正健

speaker_id: 21953

日付: 2000-05-11

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会