佐々木秀典の発言 (内閣委員会)

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○佐々木(秀)委員 行政改革の中で公務員の定数削減が言われるというのは、今おっしゃったように、一つは、行革の目的というのは、効率的でしかも内容の濃いサービスをどうやって国民に提供していくかということにあるのだろうと思いますね。
 その中で、むだを省く。何といっても、公務員の賃金、それにまつわる経費というのは国民の皆さんからの血税が主なる財源ですから、その税金のむだ遣いということは避けなければならないということもあるのだろうと思います。このことは十分わかります。
 わかりますけれども、しかし私は、そういうことを考えた場合に、今までの行政のむだ遣いというのは、この定員だとか人員の問題だけではなくて、広く目を向けなければならない。
 よく言われるように、公共事業、これは必要です。特に地方では、まだまだインフラの整備も足りないということでそういう要求が多い。だけれども、ここのところ特に言われているように、非常に大型の公共事業で、ダム建設ですとか道路もそうですけれども、中には随分、その地域のためにあるいはその地域に住む住民の皆さんのために、あるいは自然環境保護などのために役に立っているとは思えない、むしろそれの阻害要因になるような公共事業というのもあるではないかということで、公共事業の見直しの問題なんかもにわかに議論になってきておりますね。
 北海道あたりでも、一たん決めて既に実施をしてきた、工事も実施してきた事業だけれども、それが本当に将来に向かって有用なものになるかどうかということについては疑問があるということで、計画を取りやめるという大胆な発想をした例もあるわけですね。
 やはりそういうことを考えないと、全部それが職員の削減ということだけで済む問題ではもちろんない。このことは釈迦に説法みたいなものですけれども、そういうことから行政改革というのを押さえていかないと、人員の削減についても、初めに人員削減ということだけになってしまう、そういう心配があるのではないか、私はこんなふうに思うのです。
 それからまた、そういうことをやるのであるとすれば、例えばそれぞれの役所に関連をする特殊法人があるわけですね。さまざまな特殊法人、あるいはそれにまつわる、関係するような団体、これがまことにまだ多くて、もちろんこれも行政改革の中で論じられているわけですけれども、私はまだまだ整理が足りないと思うのですね。
 この間も、うちの党のある部会の勉強会で大分話題になったのですけれども、御承知のように、農林省の関連で、競馬を主催する中央競馬会がありますね。それに関連をする組織、団体というのはまた物すごく多いのですね。検討しますと、大体農林水産省の事務次官がこの中央競馬会の会長に就任している。ここのところずっとそれが踏襲されている。その事務次官を初めとして、現在の中央競馬会とそれに関連をする諸団体にいわゆる天下っている農林水産省の職員というのは百三十人を超えている。ある意味では第二の農林水産省と言われているぐらいだということまで言われているのですね。
 これは、建設省だとか運輸省あるいはその他の役所もそうですけれども、それぞれ同じような公団だとか公社だとかを持っているだろうと思うのです。こういうところも徹底的にメスを入れていかないと、私は、税金そのものでないにしても、税金に準ずるような、要するに国民から出していただくお金の使い方について非常に問題があるところがあるのじゃなかろうか。
 そういうところをきちんとしないでただ公務員の数だけを削減していくというのでは、対象になる公務員の皆さんもたまったものではないし、国民の皆さんだって納得しないと私は思う。だから、この定数削減問題も、本当に生なかな思いではなくて、行政改革の目的が那辺にあるかということとあわせて真剣に考えなければ、到底国民の皆さんの納得は得られないし、またその目的の実を上げることもできないだろう、私はそんな思いで質問させていただいている次第でございます。
 時間の制約もございますので、次に進みます。
 ところで、この今度の改正に基づいてこれから具体的な公務員の定数削減計画がつくられるということになっていくんだろうと思いますけれども、今後の公務員の定員の削減計画についての手法と見通し、それはどんなふうになっているのか、そのスケジュールなどをお尋ねしたいと思います。

発言情報

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発言者: 佐々木秀典

speaker_id: 26980

日付: 2000-04-18

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会