石田美栄の発言 (憲法調査会)

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○石田美栄君 民主党・新緑風会、石田美栄でございます。
 憲法制定後五十四年間の間に何回かの、多分四回大きな憲法議論の波があったと思います。その中で、今回のこの波は、相当長い間を経て憲法議論、憲法を見直してみることへの国民一般の大方の理解が進んできた結果だろうというふうに考えます。
 前回の一九五七年から一九六四年の間、七年かけての憲法調査会は、設置形態も今回のとは異なり、結果としては研究会報告となったようであります。しかし、今回の立法府に憲法調査会が設置されたことの意味は非常に重大だと思います。ですから、おのずとある方向性があり、この調査会は大変責任あるものと考えます。
 戦後、日本の平和と繁栄をもたらした日本国憲法については、私は大方の人が評価していると思います。とりわけ女性にとっては、性別によって差別されないの一言が女性の地位向上にどのように効力を発揮してきたかということは、本当に私自身もありがたいと思ってまいりました。
 しかし、五十年以上を経た今、大きな時代の変化もあって、憲法の大部分の普遍的なもの、理想とすべきことと相まって、現実との乖離を感じざるを得ませんし、現実に十分に対応するには欠けているところもあるということも否めない現実だと考えます。またさらに、二十一世紀のこの国の形、日本の将来展望をもしっかりと踏まえた上でその礎である国の憲法をこの際見直してみるということは非常に重要なことであります。
 憲法議論は絶えずありましたし、今論点は出尽くしているのかもしれませんが、この二〇〇〇年という節目の年に始まって、だれもが国の将来に幾ばくかのあるいは大いに不安を抱いている国が曲がり角にあるとき、国会の中に公式の場、この憲法調査会の場で、この際できる限り多くの一般国民と総結集の議論を共有することに努めて、国民の理解と関心、関与を深めていくことが非常に重要であると考えます。
 したがって、この調査会は、ある程度しかるべき経過、時間が必要であろうと思われます。しかし、過去にもう既に多大の実績がありますので、それを踏まえて効率的にやるべき部分と、時間をかけてしっかりと議論しなければならない部分を見きわめて進めていくべきだというふうに考えます。
 非常に何といいますか全体を網羅したようなまとめのような意見でございますが、以上でございます。

発言情報

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発言者: 石田美栄

speaker_id: 7700

日付: 2000-03-03

院: 参議院

会議名: 憲法調査会