石田美栄の発言 (憲法調査会)
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○石田美栄君 民主党・新緑風会の石田でございます。
石毛参考人に三つお尋ねしたいんですけれども、時間を考えながら、まず最初の二つをお尋ねいたします。
先生は、本日は民族を中心にお話をしてくださって、異文化に対する公教育の必要性、その中に宗教も含めておっしゃっていたんですけれども、実はきょうの会のために資料をいただいていますのを本当に興味深く読ませていただいた中で、きょうはその部分にお触れにならなかったんですが、東アジア、すなわち日本、中国、朝鮮半島の社会や文化について、いただいている資料に出ています。文字については、ヨーロッパはローマ字をもとにしているけれども、日本、中国、朝鮮半島の歴史では漢字と日本の仮名文字、そして朝鮮半島のハングルの成り立ちや歴史、そしてその解釈を論じておられまして、とても興味深く読ませていただきました。
また、「東アジアの食事文化」と題しているところで、この箸と匙、スプーンではなくて「匙」という漢字が非常に味わいがあるんですが、箸に加えて匙が使われるかどうかの歴史と違い、ここでも私は欧米は匙ではなくてスプーンとナイフとフォークの文化だなというふうに思いました。
さて、質問に入りたいんですけれども、宗教について、儒教のことは少しお触れになっているんですが、私は欧米は何といってもキリスト教が基本である。そして、日本というかこの東アジアでの宗教ですが、日本は民族宗教というか伝統宗教、今ちょっと話題になっています総理の発言もございますが、民族宗教、伝統宗教である神道があります。日本、中国、朝鮮半島の社会や文化の歴史の中で、仏教と儒教、そして日本の神道について、もう少し先生の御説をお伺いしたいなというのが一問でございます。ちょっと前提が長くなりましたが。
もう一つは、先生が、来る途中に憲法を読み直したけれども足りないところはなかったというふうにおっしゃったんですけれども、この憲法調査会で、実は昨晩、「真珠の首飾り」という青年劇場の、私たちの憲法をGHQの民政局が草案づくりをした過程のドラマを見に参りました。
また、前回参考人としてベアテ・シロタ・ゴードンさん、その草案の中で人権の部分、特に女性の人権を書かれた方をお呼びしてその当時のことをお聞きしたんですが、そのドラマの中で、人権のところで、実は多分これ十四条に関係するんだと思うんですが、自然人というふうなことも出ましたけれども、「法の下に平等であつて、」というところに「人種、信条、性別、」という、私たち女性にとっては、これでもって戦後私たちがどれだけ地位を向上させてくることができたかということですけれども、その中に国籍というのがどうやら入っていて、それは落とされた。
そのことについて、ドラマの中で、自分たちは人権について理想を目指したんだけれども、やっぱり完全ではなかったというか、理想ではなかったのかなというふうなせりふがありまして、あっと思ったんです。
今、そのことのために私たち国会でも外国人に対する権利のいろいろな法律をどうしようかということで苦悩しているわけで、その部分について、先生、憲法にもう入れるものはないとおっしゃったので、このようなドラマの中の回想の部分をどうお思いになるでしょうかという、まず二点をお尋ねいたします。