岩本荘太の発言 (交通・情報通信委員会)
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○岩本荘太君 参議院の会の岩本荘太でございます。運輸省所管の最後でございます。最後までよろしくお願いをいたしたいと思います。
本日、朝からいろんな面から大変質疑が盛んに行われておりまして、私も大変勉強させていただきました。
また、地下鉄の中目黒駅の事故、本当に大変な事故でございまして、心から哀悼の意を表させていただきます。
個人的なことですが、私は、実はあそこは通学、通勤で通ったところでございまして、その面からも人ごとでないという思いがいたしますので、原因究明とともに今後の対応をひとつよろしくお願いをいたしたいなと思っております。
それと、まず質問に入ります前に、大臣に一つ感謝を申し述べさせていただきたいんですが、先日大臣の所信表明を聞かせていただきまして、その内容はいろいろ質疑をされることでございますのでそれはさておきまして、昨年でしたか、大臣が御就任されましたときに同じように所信をお述べになりまして、私はそれをお聞きしていて実に片仮名語が多いと。英語をそのまま直したもの、あるいは外来語になっているものもあるでしょうけれども、そういうものが大変多かったわけでございまして、聞く方によっては、専門家の方々なら十分おわかりになるんでしょうけれども、一般の方々がお聞きされた場合にすぐには理解できないんじゃないかなと。もっと運輸省としても、やらんとすることは理解できるような表現をしていただきたいとお願いをしたわけです。その結果だろうと私は勝手に解釈しておるわけでございますが、今回はそういうものも大変少なくなりまして、大変わかりやすくなったことをまず感謝をさせていただきたいと思います。
と同時に、大臣と同じ党の衆議院の松浪先生だったですか、文教委員会で同じようなことを御指摘されて、大臣から直すというようなお言葉を引き出したように記憶しておりますが、松浪先生は日本語を守る文部省がそうあるべきかというような御指摘で、これも確かにそうだと思いますが、私は、みんなにわかりやすいような表現をしていただきたい、これが運輸行政をこれから進める上でも、情報の公開性の観点あるいは開かれた行政という面で大変大事なことではないかと。したがって、日本語そのものは幾らでも変わると思いますので、外国語が外来語となって普通に使われるようになっている言葉もあると思いますので、その辺はあえてこだわる必要はありませんけれども、今申し上げましたとおりの情報の公開性といいますか、わかりやすい行政ということで、今後も御努力をいただきますよう、感謝とお願いをまず最初に申し述べたいと思っております。
質問でございますが、私は、運輸省そのものの御所管ではないかと思いますけれども、地方分権についてちょっと質問させていただきたいと思っております。
御存じのとおり、昨年一括法案が成立いたしまして、平成十二年度からいよいよ地方にそれがおろされて実行されるということになってまいりました。そういう大事な年といいますか、地方分権そのものは、私なりの理解ですと、昨今の日本のいろいろな面で行き詰まった物の考え方といいますか、いろんなもの、それを新たな方向に向ける、価値観を変える大変重要なものであると。そういう地方分権に進むということは、地方主権と言われる方もおりますけれども、そういうものに進むということは、今の日本にとって大変大きな変換点である、こういう認識でおるわけでございます。
その点で、昨今新聞を見ていますと、ほかに事件が多いせいか余り関心がないやに見受けられるのは大変残念でございますが、これが実際に動き出すことしでございますので、取り組みはしっかりやらなきゃいけない、行政府の方々にとっても我々にとっても大変重要な問題だと思っているわけでございます。
それで、中央からいたしますと、もう決まったじゃないか、これは後は実行するだけだというふうな受けとめ方をされているんでしょうけれども、この地方分権の中身を見ますと、確かに、地方事務官をどうするかとか権限をどう移譲するか法的にどう規定するかとか、そういうようなものに分割されちゃっている感がございまして、ちょっと私の意に沿わないところがあるんです。
やはり地方分権といえば、その精神といいますか、ここにレジュメが一つあるんですけれども、いわゆる中央集権型行政システムの制度疲労、こういうものに対応する時代である、したがって住民や地域の視点に立った多様と分権の行政システムに改革するというようなことで、この精神にのっとったことがこれからなされなければいけない、実際に生きた地方分権がなされなきゃいけない。
そういう意味で、地方にとっては、私はまさにことしがスタート。これスタートも、まさに地方に行くわけですからスタートになるわけですけれども、検討そのもののスタートではないかと。今までは、何かわからぬけれども中央でやっておられた。我々に何か来るかもしらぬというぐらいの感覚であったんだろうと思うんですが、それが実際に我が身に降りかかってきて、実際に我々の時代だということで考えて、考えるとそこにいろいろな問題が出てくる。それをこれからやっていく、それのスタートがこれからではないのかなというふうに感じているわけです。
そういう意味で、したがって各事業とか各所管に物すごく接近した話がこれから出てくるのではないのかな、こんなふうに思うわけでございますが、運輸大臣として、運輸省の対応あるいは大臣の対応について御所見をいただけたらと思っております。