大石久和の発言 (国土・環境委員会)

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○政府参考人(大石久和君) ITS、高度道路交通システムの整備状況、進捗状況についてお尋ねでございます。
 このITSは、最先端の情報通信技術を用いて車と人、道路が一体となって機能するシステムでありまして、交通渋滞の解消や交通安全の確保あるいは環境保全といった観点の施策に大変寄与するシステムでありまして、九六年七月にITS推進に関する全体構想を策定して以来、関係省庁及び産学、さらには諸外国との連携のもと、積極的にITS施策を推進しております。特に我が国のように空間制約の厳しいところでは、道路空間を効率的に、かつ安全に使えるこの技術システムを導入することは極めて重要な課題だと考えております。
 その主な施策として、一つには、VICSと言われる道路交通情報通信システムでございます。道路交通情報をリアルタイムに提供し、適正なルート選択を可能とし、交通の円滑化に寄与するこのシステムにつきましては、現在十六都道府県及び全国高速道路においてサービスを実施しておりまして、今後、サービスエリアの拡大、さらには情報内容の充実など、その向上を図りたいと考えております。
 また、先生御指摘ございましたノンストップで料金収受ができるノンストップ料金収受システム、ETCにつきましては、料金所渋滞の解消やユーザーの利便性の向上の観点から早期整備を急いでおりまして、本年春より千葉を中心とする首都圏でサービスを開始し、平成十二年末には導入を計画しております料金所九百カ所のうち約六割、五百八十カ所には導入したいと考えております。
 また、ドライバーの安全確保のための走行支援システム、AHSと言っているものにつきましては、ドライバーへの危険警告等の情報提供を行い、交通事故の大幅削減あるいは高齢者の方々のモビリティーの確保を図るといった観点からこれにつきましても整備を急いでおりまして、平成十二年、ことしの十月からは、国内外からの参画を得まして、障害物情報提供あるいは車線逸脱警報等の実用化を踏まえた実証実験、スマートクルーズ21と俗称させていただいておりますが、これを実施したいと考えております。
 今後、建設省といたしましては、公共交通の支援、バリアフリーの推進による歩行者の支援等、多様なITSサービスに対応するため、センサー、光ファイバー等を統合的に備えたITS仕様の道路であります、これも俗称させていただいておりますスマートウェイというものを今後の道路行政の最重要の課題として位置づけたいと考えております。第二東名、第二名神におきましては、先駆的な導入を図りたいと考えております。
 また、地域の高度情報化、活性化を図るために平成十二年度予算案におきましてITS関連施設整備事業を新たに補助事業として創設するなど、地域におけるITSの推進につきましても積極的に支援していきたいと考えております。

発言情報

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発言者: 大石久和

speaker_id: 31664

日付: 2000-03-14

院: 参議院

会議名: 国土・環境委員会