田村公平の発言 (国土・環境委員会)
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○田村公平君 昔、建設省はトンカチ官庁と言われたことがありまして、せっかく国土交通省に変わっていく中で、このITSというのは、私が平成二年にそういう話を私のアメリカの友人であるマイケルとして、日本にこの話を持ち込んだときは本当に理解者が限りなくゼロに等しかったんですが、どうも自民党というのはおもしろい政党で、これが前を向いて転び始めると立派な議員連盟もできておりまして、そういうことで、来世紀というか産業構造転換の柱にある施策だと思いますので真剣に取り組んでいただきたいと思いますし、それと同時にグローバルスタンダード、再々言っておりますけれども、諸外国にせっかくの知的所有権を含めてとられないようにしていただきたいと思います。
そこで、大臣に、石原東京都知事が、環七にするのか環八にするのかはともかくとして、よそから入ってくる車から通行料を取ろうということで、これは私は個人的には大賛成であります。
ちなみに、ここへ持ってきましたのは、シンガポールの決められた区域に入ってくるのにはこれをぺちゃっとフロントに張る。これは一日券ですから、一日券が三ドル、今のレートでいくと約二百円ぐらいですか、だけれども、今はこういうややこしいものを使っておりません。なぜかというと、まさにシンガポールもITSをやっておりまして、車載器の無線で、クレジットカードを挟んでありまして、それでセンサーが道路の上にありまして、通過するたびに自動的にクレジットカードから、通行料金じゃないけれども、シンガポールの旧市内に入ってくる料金が徴収される。このために、シンガポールでは大変交通渋滞等がなくなってきています。昔これを手でやっていたときには、僕も車を運転しますけれども、ガソリンスタンドとか、わきにこれを買いに行かぬといかぬのです。それが今そのまま車のままですっと行けるわけですから、これも一つの進歩だと思います。
ただ、石原都知事がこういうことをやるとなると、実は地方の中小都市でも朝夕のラッシュは物すごいものがあります。そうしますと、そういう規制緩和の時代で規制をする。これは、テレビのアンケートによると、大体千円ぐらい取ったらいいかなと。これを、道路とかあるいはバイパスをつくるとか、そういう目的税財源にするのか一般財源にするのかは別問題として、石原知事がやっているから格好いいな、うちもどんどんやろうぜと各自治体がてんでんばらばらにやり始めないとは言い切れない。
そういうことを考えたときに、やっぱり広い意味での交通政策の一環として、いわゆる石原構想なるものを、建設省として政策的な研究課題としてどのように位置づけていくか。そういう観点から、大臣、ちょっと思いがあればお聞かせをいただきたい。