山本孝二の発言 (災害対策特別委員会)

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○政府参考人(山本孝二君) 有珠山の火山活動について御報告いたします。
 有珠山の活動状況につきましては、一昨日、五月二十二日、火山噴火予知連絡会を開催し、火山活動の現状、観測データ等の解析結果、今後の火山活動の見通し等について検討を行い、統一見解を発表したところであります。
 有珠山では、三月三十一日の噴火以来、西山西ろく及び金比羅の二つの火口群で噴火活動が続いています。
 噴火の初期は、これらの火口からの噴出物に新しいマグマを起源とする火山灰が含まれていましたが、四月中旬以降、マグマ物質はほとんど見つかっておりません。
 また、地震活動は、噴火後急速に低下し、四月中旬以降は落ちついた状態にあり、地殻変動につきましても、四月中旬に西山西ろくを中心に一日当たり約一メーター程度観測された隆起の速度は、当初に比べて次第に減少し、最近では、最も大きいところで一日当たり十センチ程度となっております。
 以上のような状況から、マグマ活動は次第に低下しており、このままの傾向が続けば噴火が終息に向かう可能性があります。
 しかしながら、マグマの供給が弱いながらも依然として継続しており、噴火があった場合、その影響は、現在活動している西山西ろく、金比羅火口群及びその周辺地域に及ぶものと考えられ、引き続き警戒が必要であります。また、今後、マグマの供給の増加による活動が再度活発になることも否定できず、火山活動を注意深く監視していく必要があります。
 気象庁では、大学、関係省庁等と連携を図り、緊急に地震計、監視カメラ、GPS等を整備したところであります。これにより、統一見解で指摘されている新たな活動に移行する前の噴煙、地震活動、地殻変動等の変化を確実にとらえるべく、厳重に観測、監視を行い、適切な火山情報の発表に努めてまいる所存であります。
 以上、御報告いたします。

発言情報

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発言者: 山本孝二

speaker_id: 12197

日付: 2000-05-24

院: 参議院

会議名: 災害対策特別委員会