土肥隆一の発言 (厚生委員会)

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○土肥委員 それはそう言わざるを得ないと思いますけれども、この三十四万床を維持するための精神科特例、四十八対一なんというとんでもない数字を挙げる。それから、定員を満たしていない病院が何%もある。あるいは診療報酬上も相当な区別があって、急性期医療、急性期にある患者さんの治療はかなりの点数がつきますけれども、長期入院になると非常に診療報酬が低い。言ってみれば、治療費は安く、人員も少なくて、そしてどうぞ頑張ってくださいと民間病院に言えば、五百床を超えるような病院が続々とできておるわけでありまして、あるいは非常に郊外の人里離れた寂しいところに大体精神病院はあるものであります。
 こういうことを考えていきますと、一体どこから手をつけていいのか。健康保険だけでなくて、まさに医療の抜本改正から着手しないと、先ほどの山井さんの統計上の数値は相変わらず続くのではなかろうかと思っております。
 あるいは、施設基準にいたしましても、全く一般病院とは似ても似つかぬようなスタイルになっておりまして、社会復帰を早くしようと思えば、いい設備にして、なるべく復帰が早まるような——ノーマルな生活環境を提供しないで、そのまま治るまでとか、五年、十年、三十年と入院を強いるような設備で患者さんがよくなるはずがないです。
 そういう意味では、人員配置も十分な手当てをしなきゃいけませんけれども、施設基準、設備基準にいたしましても、精神病院で日常的な生活がなるべく行われて、退院したらそのまますっと日常生活に帰る。例えば料理室、自分で料理をしてみる。洗濯はほとんど病院一括でやっていると思いますけれども、自分で料理をしてみる。あるいは自然の生活の中での面会ですね。面会者が、面談室だけではなくて、病室に入っていって、中を見回して、ああ、うちの子は大分よくなっているなとか、もうそろそろ復帰できるんじゃないだろうかとかいうふうな、それは親、親戚のみならず、友人が訪ねていってもいいわけでありまして、精神病院は施設基準から基本的に変えなきゃいけない、こういうふうに思うんですが、局長のお考えはどうですか。

発言情報

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発言者: 土肥隆一

speaker_id: 29990

日付: 2000-10-25

院: 衆議院

会議名: 厚生委員会