岩永峯一の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)

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○岩永委員 北川知事、國松知事、きょうは御苦労さんでございます。
 また、先ほどの意見陳述を受けておりましたら、むしろきょうはそれぞれの地域の代表としてお越しをいただいたのですが、国家的観点から、また、世界的視野に立った大変高度な御議論をお聞かせいただきました。昨年の六月にもいろいろとお聞かせいただき、両知事は日本の地方分権の大リーダーであるわけでございますので、本当に高い次元から今回の首都機能移転をお考えいただいていることに対して敬意を表しますし、ひとつ大いにその議論を国民的議論にしてもらいたい、このように御要請を申し上げる次第でございます。
 昨年の行革で一府十二省庁に再編されましたものの、数合わせではないかという国民の不信感がまだまだございますし、そして、新しい二十一世紀の時代になっていくにもかかわらず、国、そして県、市町村、国の成り立ちというものが一向に変わらない、戦後社会を引きずってきている、私もそんな気がしてならないわけでございます。
 そういう状況の中で、六百四十五兆円という大きな借金ができた。なおかつ、少子高齢化の時代を迎えて、あと五、六十年していきますと、もう高齢者とそれを支える世代というのが一対一の状況になっていくという、大変日本の将来に厳しい時代を迎えざるを得ない。こんなことを考えますと、どうしてこれから国民負担率を下げていって、そして若い世代が本当に生き生きと、日本に生まれてよかった、育ってよかった、そして自分の価値観を日本の国家で生かせる、そういう部分にどうしていくかというようなことを我々真剣に考えていかなきゃならぬ、このように思っております。
 それで、北川知事におきましても國松知事におきましても、政策を読ませていただきますと、常に先取りをした政策がございます。しかし、私は、これから日本の国というのは二層構造にしていかなきゃだめじゃないかと。だから、今、市町村があって県があって国があるということよりも、もう国の機関と県の機関とが本当に一体になる、そしてそこに住民と接触する市町村の合併した大きな自治体がある、そしてその中で税というものの割合をどう低めていくか、そして国民自身がどう負担率を低めていくかというようなことを真剣に考えていって、やはり六百四十五兆円というような赤字、借金というものをこれから年々、本当に十兆、二十兆、三十兆単位で国と自治体との一体の形の中で削減していって、我々の次の世代にそういうものを持ち込まない状況をつくっていかなきゃならぬ。そういうような意味合いで、私も勉強会で、今、道州制の問題を大変活発に議論いたしておりますし、ようやくにしてその集約ができてきたわけでございます。
 そういうようなことを考えて、ダイナミックに、先ほどおっしゃっていたように、本当に国のありようというようなもので大議論を深めていって、そして大改革をしていかなきゃならない、私はそのように思っているわけでございます。
 そして、国会に寄せていただいたら、国会で首都機能移転の議論があったわけでございます。私は、この国会移転という大きな議論は、必ず新しい国の成り立ちをつくっていくものだ、こういうようなことで大賛同をしたわけでございます。
 しかし、そのときには、我が地元の話は何も出ておりませんでした。しかし、ちなみによくよく考えてみると、北川知事や國松知事の県は、ちょうど国から見ると真ん中になるわけです。私の滋賀県は、上から、北海道から考えても二十五番目の県に当たるわけですし、沖縄から考えても実は二十五番目の県に当たるわけです。
 それで、ここにおられる田野瀬先生と一緒に、確かに東京、そしてあの当時は東北、むしろ東に偏った部分が、候補地が大変多うございました。しかし、東京から三百キロ以内、とやかく言っているけれども、何が大事なのかというようなことをもっと議論しようじゃないか、一番真ん中にある我々の地域が名乗りを上げない、そして、隣の大阪経済圏を抱え、また名古屋経済圏の中間にあって、かつての歴史的な状況の中でも、奈良や京都そして滋賀、本当に大変大きな歴史の中軸にあった我々が手を挙げないというようなことについてはおかしいのじゃないかということの中から、同調者を集めまして、そして議員連盟をつくったわけです。そしてその議員連盟が、むしろ近畿という枠の中だけではなしに、中国地方だとか四国地方だとか九州地方だとか、そういう地域の国会議員の先生方が超党派で御賛同をいただいて、そして主体的に進めさせていただきました。そういうような状況の中で、四府県がお立ち上がりいただき、そして我々と一体になってこの運動を進めてきたというのが現在の状況でございます。
 先般、大阪で行われました三重・畿央新都構想という形の大会にも私、出席をさせていただきました。そして、相当な費用と相当な議論、そして研究調査をされてこの構想が出されましたことに対しまして、私は本当に深い敬意を表するものでございます。
 その中で、具体的に、やはりきょうはせっかく三重と畿央の知事さんがお越しをいただきましたので、大きな問題に終始してしまいますと何にもなりませんので、お伺いをしたいと思うわけでございますが、立法、司法、行政などのさまざまな国家機能を、具体的にこの中ではクラスター方式で当てはめておられるわけでございます。そして、一番重要である立法機能について、畿央として、阿山町や甲南町、甲賀町にその配置をされている、こういうことでございます。
 國松知事に、きょうはせっかくの機会でございますので、この地域が首都機能の一番重要な立法機能にどうすばらしい場所であるかというようなことを最初に、ひとつ宣伝かたがたお考えを申し上げていただきたい、このようにお願いを申し上げます。

発言情報

speech_id: 115004298X00320001117_007

発言者: 岩永峯一

speaker_id: 16715

日付: 2000-11-17

院: 衆議院

会議名: 国会等の移転に関する特別委員会